こんにちは、継母ピロコです。
バツイチ子持ちのダンナと結婚して、突然2人の小学生の母親になりました。
元嫁は連れ子たちが幼稚園に通っている頃に男を作って家を出て行ったのだそうです。
私と一緒に暮らし始めたとき、連れ子はもう思春期や反抗期に片足を突っ込んだくらいの、完全に「物心ついた」状態でしたが、
離婚の事情を知らない連れ子たちは、
ことあるごとに「ママ」(=元嫁)に会いたがりました。
学芸会や運動会となれば、ばあば経由で「ママ」に日にちとスケジュールを連絡してもらい、見にきてくれるように頼んでいました。
誤解のないように言っておきますけど、
私は「継母」とはいえ、
大人の都合で勝手に結婚させてもらって、
連れ子たちの母親にならせてもらっていると思っているので、
連れ子たちが本当のママに会いたがるのをもちろん咎めたりしません。
彼女たちがママに会いにいくのだって、むしろ快く送り出したい気分でいっぱいなんです。
ところがだ。
問題は、元嫁の子どもたちへの姿勢なんですよ。
とかく元嫁は、子どもたちと連絡とったり会ったりすることを
コソコソ隠れてやりたがるんですわ。
たしかに、家を出て言った元嫁が子どもたちに会うためには、
ダンナやばあばに正式に申し入れをして、会う日にちを決めて
『いつの何時から何時まで、どこで会います』という連絡をして
正々堂々と子どもたちを迎えに来なければいけない
ということになるわけだ。
でもどういうわけかそれをしたがらない元嫁。
しかも、元嫁がコソコソ密会するのはいつも連れ子ちゃんA、お姉ちゃんの方だけなんです。
自分が浮気現場に連れて行っていた下の子、連れ子ちゃんBには、誕生日とクリスマスにプレゼントを送ってくるのが関の山。
AちゃんとBちゃん2人両方と一緒に会うことなんて、これまでだって数回しかないんです。
だから連れ子ちゃんAは、苦楽を共にしてきた可愛い妹Bに、嘘をつかなければいけないの。
自分だけママと会って、いっぱいお洋服買ってもらって、美味しいもの食べさせてもらったなんて、Bちゃんには言えないから。
なんなの、その元嫁のめちゃくちゃ偏った感じ…
継母ながら、私はその不公平さとか連れ子ちゃんBへの思いやりのなさに
元嫁に激しい憤りを感じていました。
そんな中、連れ子たちの小学校の学芸会がやってきました。
「そういう学校行事には元嫁を呼ぶ約束になっている」
ってのは結婚する前から聞いていたので、
いよいよ生の元嫁をみることになるのか…
と私は少々、いやかなり緊張していました。
写真の感じからすると、いかにも元ヤンキーだし、
カードとかに書いてある文章の感じからすると、超頭悪そうだし、
子どもたちへの接し方からして、完全に非常識そうだし、、、、
どうしよう、、
『新しい嫁だと〜!!許さん!!』
とか言ってぶん殴られたりしたら。。。
いろんな想像が頭をよぎっては心がざわざわしていたのですが。
学芸会当日、ノコノコやってきた元嫁の姿をみて、
噴き出しました
南の国でバカンスでも楽しめそうなつばの広い帽子
芸能人も真っ青なバカでかいサングラス
謎のスカーフ
謎のロング手袋
チーン
チーン
…変装?
…変装してきた?
うちらにバレないように?
秋にそんな格好して挙動不審にしてる女、
逆にすげー目立ってたよ?笑
結局、学芸会の間ピクリとも動かずに子どもたちの演奏をみていた変装女は、終演と同時に床を這うようにして外に出て、
誰とも顔を合わすことなく逃げるように帰って行きました。