こんにちは、継母ピロコです。

バツイチ子持ちのダンナと結婚して、突然2人の小学生のママになりました。
連れ子ってね、継母にはなかなか叱れないもの。

でも、一緒に暮らしていると
見えるわ見えるわ、
連れ子たちのどうしようもない「しつけ」の悪さ。

元嫁は連れ子たちが幼稚園の頃に男を作って出て行ったそうなので、
この子たちは
自分でお風呂に入って体を洗う
ごはんを自分1人で食べる
部屋の片付けをする
学校への持ち物を準備する
などなど、
他の家庭ならばお母さんがつきっきりで教えて徐々にできるようになっていくステップを 幼い姉妹2人でやらなければいけない という強烈にハードな状況下で育って来ました。

もちろんダンナがシングルファザーとして育てていたので、パパと娘たちの間に最低限のルールはあったみたいですけど、
やはり母親がいなくなった家では、細かいしつけまで目が行き届かなかったのが実態だったんです。

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一緒に暮らし始めたとき、連れ子は2人とももはや思春期・反抗期に差し掛かった小学生でした。
一番驚いたことは、
とにかく挨拶が何一つできない
ということ。

朝は無言で起きてきて
無言で朝食を食べ始め、
無言で食べ終わって
無言で学校へいき
無言で帰ってきて
無言で夜ご飯を食べ始め
無言で食べ終わって
無言で寝る

こうやって書くと、まるで連れ子たちが終始無言で、ダンマリを決め込んでいるように感じるかもしれませんが、
そうじゃないんです。
挨拶以外のことなら普通にペラペラ喋るし、テレビやゲームでゲラッゲラけたたましく笑ったりもするんです。

ただただ挨拶ができないんです
挨拶ができないというより、
挨拶をする文化のない家に育ったので、それが当たり前だったんです。

1日の始まりも終わりも、
食事の始まりも終わりも、
特にお互い挨拶もなく、ふわっとした感じで始まり終わっていく。
何かをしてもらっても、ふわっとやり過ごして感謝の意は述べない。
何かやらかしても、ふわっとごまかして謝らない。
正直、
なんだこいつら
と思いましたよ。

これがもし、
『外ではちゃんとしているが家にいる時だけ家族に挨拶するのを怠けている』
ならは、100歩譲ってまだ救いがあるのですが、
この時の連れ子たちは、
ご近所の方と外で会っても、目を合わさずスルー
私の実父母から電話がきても、挨拶なし
お友達のお母さんからお菓子をもらっても無言で受け取る
と、もはや完全に
「一体どういうしつけをなさっているの?」
と問われてもおかしくないレベルだったんです。
もう毎日毎日、挨拶のできない連れ子にイライラが爆発しそうになるのをこらえるのに必死でした。

でも、叱れない…
でも、注意できない…
これが継母の最大の心の葛藤なんです。
ダメなところはいくらでも目につくのに、
それを注意することも正すこともできずに
ただひたすらに悶々としてしまう。

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でも。

ある日ピロコは意を決しました。
いくら血の繋がらない継母とはいえ、この子たちの母親になった以上、
連れ子の「挨拶できない問題」を放っておくわけにはいかない!!
私は息巻いて、「しつけ」をやり直そうと思いました。

まずは自分から積極的に挨拶をして、
返事がない時には「ちゃんと挨拶しなさい!」と
まるで母親みたいなこと(母親だけど)を言ったりして、
とにかく毎日毎日、
「朝の挨拶をしろ」
「黙って食べ始めるな」
「ごちそうさまでしたは?」
「行ってきますと言え」
「帰ってきたらただいまだろ」
と小言ばかり言ううるさいおばさんになっていました。

ある日、遠方に住む義母が私に
「一言物申す!!!むかっ」
みたいな雰囲気で電話をかけてきました。
なんでも連れ子たちが、気を許しているばあば(クソみたいに孫を甘やかすダンナの母)に電話してきたんだそうです。

ぐすんぐすん『なんか、ピロコさんいつも私たちの文句ばかり言ってて、、』
ぐすんぐすん『なんかこの家に私たちがいたら迷惑なのかなって…クスン』
はい出ました!!!!
得意の「自分たちかわいそうアピール」

義母曰く、
『あの子たちは母親が出て行ってただでさえ孤独を感じているんだから、
もう少し気持ちをわかってあげてよ!
あの子たちにはパパ(ダンナ)だけが頼りなの。わかる?
その家だけが居場所でなければいけないのよ??』

…チーン

はいはい、わかりました。
連れ子たちを「しつけ」しようなんてのは、
継母ピロコの完全な思い上がりだったってことですね
それにしても連れ子たち、一発でばあばの偏った母性に訴えるの、
すげーうまいな

この日をさかいに、
「連れ子が挨拶できない問題」は、
「目についても継母は口出ししない」項目に分類されました。

連れ子のしつけ 挨拶できない連れ子に白目

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