こんにちは、継母ピロコです。

バツイチ子持ちのダンナさまと結婚して、突然2人の連れ子のお母さんになりました
連れ子の実の母である元嫁は、子どもたちが小さい頃に男を作って出て行ったそうです。

でも、後妻であるピロコにとって元嫁の存在とは、、
目には見えないけれど確実に存在する呪縛霊のような、
こちらが「出しうる限りの金と時間とメンタル」を以ってしても絶対に勝てないラスボスのような、
切っても切れない黒い糸で縁で結ばれてしまった
永遠の敵
と言った感じで、ことあるごとにその存在が亡霊のように出てきては、私の心をざわつかせてくるのです。

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私と結婚する前、ダンナはシングルファザーとして2人の子どもを男手一つで育てていました。
長いことダンナが1人で家事育児と仕事をやっていたので、
いつも時間に余裕がなく毎日ドタバタで、掃除は細かいところまで気にしていられなかったそう。

だから結婚した時に一番驚いたのは、
家の中の鬼のような汚さでした。
だから一緒に住み始めた最初の数ヶ月、私は毎日家の中の掃除に明け暮れる日々を過ごしていたんです。

そんなある日、リビングに置いてある電話台の引き出しの中を片付けていると、
おもむろに数枚の写真が出てきました。
ドキッ…!!
一瞬心臓が止まりそうになるほどの強い衝撃。

おそるおそるその写真を見てみると、、
ほっぺとほっぺをくっつけて、写真の枠いっぱいにドアップで写っている、
ダンナと元嫁のラブラブ時代♡のツーショットでした。

その他にも、
2人でお互いを撮りあったっぽい変顔とか、
いかにも昔のヤンキーがやりそうな、2人で中指立ててガン飛ばす風な顔とか
クソみたいなカップル写真の数々

いやね、そりゃ元嫁ですから、かつては結婚して子ども作ってもいいと思うほど愛していたんでしょうけど。
過去の遺物はきちんと処分せいや

そんな不快極まりないものが、みんなが集まるリビングの引き出しに普通に入っていたなんて、鳥肌もんだわ

『配慮がないにもほどがあるむかっ』とキレかけたピロコでしたが、
その写真をしばらく眺めたあと、色々考えた結果、誰にも何も言わずに1人でそれを処分することにしました。

私はおもむろにハサミを取り出し、
2人のドアップラブラブ写真の真ん中、ほっぺとほっぺが触れ合う部分をその形に沿って超きれいに切り分け、
過去の2人を切り離しました。(←気分的なものw)

そして、金髪ロングに極細眉の元嫁の写真のすべてに、黒ボールペンで
でかい鼻の穴(+鼻毛3本)
おでこに『肉』
前歯を黒塗り
ほっぺに巨大毛ぼくろ
を書き足して、すっかり志村けん仕様に仕上げたのち、
生ゴミと一緒に袋に入れて捨てました

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私がそれを1人で処分して「なかったこと」にした理由は、
わざわざ過去の産物を持ち出して、ダンナと連れ子に元嫁のことを思い出してほしくなかったからです。

後妻にとって元嫁って、子どもと血が繋がっているというだけで
【永久に勝てない相手】
のような「脅威」なんだよね。

だから、後妻であり継母のピロコにできる唯一の対抗措置は、
家族の記憶の中から、少しでも元嫁の存在を薄くする
(=思い出させない)
ってことくらいなんです。

器の小さい女だと思われてもいい。
女にはどんな汚い手を使ってでも負けられねぇ試合があるんだ!

見つけてしまった元嫁の写真

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