こんにちは、継母ピロコです。

バツイチ子持ちのダンナさまと結婚して、2人の連れ子と暮らし始めた時、彼女たちはもう小学生でした。
小学生も小学生、自我もしっかり芽生え、何ならちょっと思春期や反抗期に差し掛かったとっても難しい年頃の小学生だったんです。

そんな2人との共同生活の中で
継母ピロコが死にたくなるほどの苦悩を強いられたのが、
「ダンナの連れ子を叱れない」問題でした。

<<いや血が繋がってなくても、悪いことしたらしっかり叱らなきゃ。一応親だし>>
って誰しもが思いますよね、
連れ子を持ったことがない人は。

連れ子との生活って、
ぶっちゃけ1日のほとんどをイライラして過ごすことが多いんです。
なぜなら生活習慣の違う人間が、突然一つ屋根の下で寝食を共にするようになるわけでしょ?

食べ方・箸の持ち方・マナー・好き嫌い
風呂・トイレ・洗面所の使い方
生活音(ドアの開け閉め、足音)
部屋の汚なさ・衛生観念
勉強の出来・不出来
家事の手伝い・協力する姿勢
テレビのチャンネルのセンス・観る時間
朝起きた瞬間から夜寝るまで、恐ろしいほどの価値観や習慣の違い打ちのめされ、
ほんの些細なことでもいちいち
目障りで
迷惑で
腹が立つようになるんです(ごめん…)

でも、注意したり叱ったりするのって、
どうしてもためらってしまうし、するにしても手が震えるほどに覚悟を決めて言わなきゃいけない。
どうしてそんなに叱れないのかな?
…連れ子はあくまでも他人だから遠慮してしまう?
…ダンナの連れ子だからダンナにチクられたりいじめていると思われそうで怖い?
ちがいます。

継母がダンナの連れ子を叱れない理由は、
そこにまだ、無条件の愛が存在していないから
だと言うことに気づいたんです。

これは継母ピロコが実子を生んで初めてわかった境地。
継母ピロコは、実子である末っ子には上の連れ子たちよりはるかに厳しいです。

それは、
厳しく育てても、そこには無限で無償で無条件の底なしの愛がある
のがわかっているから、しっかり叱れるんです。

この「親から子への無条件の愛」が横たわっていない関係の中では、
叱ることで関係がギクシャクしたらイヤだな
「連れ子だから」辛く当たっていると思われたら困るな
そんな邪念が湧き上がってくるから、叱れないんです。

連れ子を叱れない継母の心のどこかでは、
連れ子の好ましくない行動に憎しみにも似た感情を持っていて、そんな汚い心が相手にバレるのが怖い
そんな愛への自信のなさが醜く漂っているんです。

ダンナの連れ子を叱れない継母の壮絶なストレスの真相

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