こんにちは、継母ピロコです。
バツイチ子持ちのダンナさまと結婚して初めて訪れた試練、
連れ子ちゃんの授業参観+クラス懇談会
は、想像よりもかなりハードな展開になりました。
結局、同級生のママたちがみんなで示しを合わせ、突然やってきた継母の私にクラス委員長を押しつけました。
その時の私は妊娠後期で、お腹がだいぶん大きくなっていたにも関わらず、です。
これが田舎町の女たちの洗礼か。。
クラスやPTAの役員を、あと数ヶ月で出産する妊婦にやらせるなんて、
これまでの人生で見たことも聞いたこともありませんでしたけどね。
役員決めの一連の流れを見守っていた担任の先生は淡々と、
「ではピロコさんにお願いすることになりますが、ピロコさんいかがでしょうか」
と私に確認してきました。
バカか?
お前もバカなのか??
とこちらも確認してあげたい気分でいっぱいでしたが
そこはグッとこらえて、
『見ての通り出産を控えておりますので委員長としての役割をすべて果たせるかわかりませんが、
みなさんのことや学校のことを知るためにも、頑張ります…
みなさんご協力をよろしくお願いします…』
とほぼ白目になりながら、引き受けました。
わざわざ委員長の任期中に出産を迎える女を選んだんですもの、当然助けてもらえますよね?
という淡い期待を抱きながら。
継母ピロコが晴れてクラス委員長を引き受けたことで、長かった地獄の授業参観+クラス懇談会はやっとお開きになりました。
帰りしな、HPゼロの重い体を引きずりながら歩いていると、
一人の明るい感じの同級生ママが声をかけてきました。
『〇〇にはうちの子が幼稚園の頃から仲良くしてもらっててぇ〜
ダンナさまと前の奥さんにもすごくお世話になってたんデスゥ
〇〇も△△もホント昔からやさしい子だから大丈夫だよ』
(※〇〇=連れ子ちゃんA、△△=連れ子ちゃんBの名前、いずれも呼び捨て)
出た、他人んちの子どもを呼び捨てにして親密度アピールするやつ。
しかも、
『〇〇も△△も昔からやさしい子だから大丈夫だよ』って、
誰目線??
なんでそんなに先輩風を吹かせる?
うちの連れ子ちゃんたちとのつき合いが私より長いからって、
そんなに上から来る?
なんだかもう疲れすぎて、継母ピロコの精神は閉店ガラガラ状態。
『あ、ありがとうございます…』
とだけ伝えてヨロヨロと立ち去った私からは
死臭が漂っていたに違いありません。