こんにちは、継母ピロコです。

ある日、連れ子ちゃんAが、なにやら朝からそわそわしていました。
なにか隠し事がありそうな時の子どもの異変って、
やけにわかりやすい!笑

これは何かあるなと思って、そそくさと家を出ようとする連れ子ちゃんAに、
「今日はどこに行くの?」
って一応聞いてみた。

だって、ねぇ。危ない目にあったり、悪い人に絡まれたりしたら大変。
私だって継母とはいえ、一応お母さんなワケだし。
その問いに対して連れ子ちゃんA、私の目を見ずに
「えーっと、、、先輩とご飯食べてくる」と。
はい出ました、嘘ですね。

だいたい内緒で遊ぶ相手の予測はつきました。
わりと近くに住む、実のママだろうな。
まぁ私としては色々面白くない点がありますがそれは後述するとして、
一応連れ子ちゃんAの身に危険が及ぶようなことはないので、放って置くことに。

その日の夕方、両手にいっぱいのショッピングバッグを持った連れ子ちゃんAが帰宅しました。
連れ子ちゃんAは、久しぶりに会ったママにお洋服から靴、バッグ、お財布に至るまでたっぷり買ってもらったようでした。

でもそんなのが私やパパ(ダンナさま)に知れたら当然、
「それ、どうしたの?」
となることは不可避なワケで、買ってもらったものはひた隠しにする必要がありました。
「ただいま〜」の声は気づかれぬよう極細の蚊の鳴くような声で家に入り、
そこからはマッハで自分の部屋に滑り込むというスタイルで、大量のお買い物をひた隠しにしていました。

そしてその隠蔽工作もむなしく私の勘が当たっていたことを証明するかのように、
連れ子ちゃんAの新品の長財布には、ママと一緒にとった最新のプリクラがついていました。
真実はもうバレバレすぎるほどにバレているけれど、
でも、問いただしたりしたら連れ子ちゃんAに罪悪感を抱かせてしまうかも知れないし、
「会ってもいいけどちゃんとしよ」って言いたいだけなのに、それもちゃんと伝わらなような気がして
モヤモヤしながらも、ひたすら私は見て見ぬふりを貫きました。

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あのね、もちろん実母と会うこと、私は咎めたりしない。
子どもたちだってママに会いたいに決まってるし、どんどん会いに行ったらいいと心から思ってるの。

この案件の中で継母ピロコがどうしても許せないのは、
わが子に嘘をつかせてコソコソ会おうとする実母の姑息さ
および
連れ子ちゃんAだけ呼び出して、連れ子ちゃんBには会わないというバランスの悪い身勝手さなのよ。
会いたいなら正々堂々と、ダンナさまと連絡をとって日にちと時間を決めて、公式に子ども2人と会うのが筋ってもんだろ。

それがなに??
コソコソコソコソ連れ子ちゃんAだけに会う、しかも家の人には内緒で?
連れ子ちゃんBが知ったらどれほど悲しむか。
それを考えただけでも、私は涙が出た。

望まれてないかもしれないけど、
継母ピロコでもよかったら、全力で連れ子ちゃんBを抱きしめたいと思った。

子どもに嘘をつかせてコソコソ密会する元嫁

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