受験勉強に塾に

忙しい12月を過ごしていましたが





当時

勉強と押しのアイドルにしか

興味のなかった娘が



それ以外のことにも

興味を持ってくれるようになりました。







その1つがハンドベルです。



12月といえばXmasです。





私は

幼稚園の頃からのママ友達と

ハンドベルの会をやっていて

毎年Xmasの頃には

教会のクリスマス会で

演奏をさせていただいていました。





10年くらい続いていたのですが

この年のクリスマス会の演奏に

娘が参加してくれました。





ハンドベルの会は

秋頃に練習が始まりますが

決まった曲目が難しかったのもあり

メンバーの子供達にも

手伝ってもらおうとなり



娘にも

何気なく『やらない?!』と声をかけました。





やらないだろうな…と思っていたのですが

『やってもいいよ。』と!!





練習に

時間を割いてもらう必要があることを承知で

参加してくれたことにびっくりでした。





勉強の時間が減ることになるからです。





曲目は

『Happy Xmas 〜War Is Over〜』










10年もやっていると

3回目の練習で

何となく仕上がるのですが





この曲は直前まで

あーでもないこーでもないと言いながらの

練習でした。





楽譜の読める娘は

リズムに苦しむメンバーに

アドバイスをしたりと

活躍してくれました。





本番は大成功!!





他のメンバーの子供達も

頑張ってくれて頼もしかったのですが







拒食症になってから

食事のことしか頭になく





不安症が酷くなってからは

どれだけ勉強しても

もっとしなければいけないと自分を追い込み





それ以外のことに

目を向ける余裕が皆無だった頃の

娘を思うと…





みんなと一緒に

ひとつのモノを創り上げるということを

目の前で見ることが出来て







感無量でした。







娘は

『別に私がやりたかった訳じゃない。

 ママがやれって言ったからやっただけ。』

と言っていましたが…(笑)





それでも



今までは



やらなくてはいけないことを

何とかこなして来ましたが



やらなくても良いことを

わざわざやってくれたこと。



周りに目を向けてくれたこと。





それが

嬉しかったです。









退院し



体重を増やしていく中で



中学校へ戻り



娘はなるべく気配を消していた。と

言っていましたが…



何とかクラスに馴染む努力を

していたと思います。





その中で

修学旅行は行けなかったですが

体育祭と

合唱コンクールを経て





娘の否定的で消極的な殻が



少しずつ

少しずつ



ポロポロと剥がれていったのかな??と

思います。





少しずつ…



少しずつ…

✾ 周りに目を向け始める ✾

facebook twitter
pagetop