中学3年生の夏休み前。





この頃の娘は



食事を1時間以上かけて食べていました。

退院した頃とあまり変わりません。



しかし

出された物は文句を言わず食べ切ります。





私はこの頃もずっと

娘が食べ終わるまで側に付いていました。





娘にも

見ていて欲しいと言われていました。





その頃はまだ



娘本人が



誰も見ていないと

自分で隠したりするんじゃないかと

不安に思っていたのです。





自分を客観的に見れていて

危ういながらも

良い傾向だなと思っていました。







情緒面では



以前はパニックになると

泣き叫んだりしていたのが

この頃は

激しく怒るように変化していました。





自分の思ったように行かない時や



家族の誰かが

自分の気に入らないことを言おうものなら

キツイ言葉で返すようになったのです。





拒食症になる前の

気の強い娘を思い出しました。







私の中では

泣きながら自分を責めていた娘から

怒りながら相手を

攻撃するようになった娘を見て

1つ山を越えたのかな?!と感じました。





それくらいの変化でした。





ただ攻撃的になると

人の気持ちを考えたり

空気を読んだりすることが出来なくなり

家の中の空気が悪くなることも

増えていきました。







娘の態度を

頭ごなしに注意すると

修羅場になると思い

やんわりと注意するのですが





それでも



『どうせ私なんか…』

『どうせ私の言うことなんか…』

『どうせ私の考えなんか…』



となり

負のループに陥ります…







変化は嬉しかったのですが

娘への伝え方を考えながら

接しなければいけなかったので

なかなか大変な時期でもありました。







情緒面が変化したと言っても

娘が抱く不安感に変化はありません。





勉強の結果だけが

自分の価値を決めるもの

という考え方は変わらず



受験モードに入っていく

周りにつられるように

不安感は大きくなっていました。

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