入院して初めの頃は

夫も一緒に娘の診察を受けていました。



親子3人で心理テストのような質問に

答えたりもしました。



私達親の性格などを

見抜かれたと思います。(笑)







診察には

夫が仕事で来られない時もあり 

たまたまなのか

私が1人だったからなのか

先生から私にお話がありました。





『娘さんは自己肯定感が低いです。

 他人の評価を気にして

 全ての事において

 不安を感じやすくなっています。』



そして



『お母さんが認めてあげてください。

 娘さんはお母さんにもっと

 甘えたいと思っていますよ。』と。







そう言われた時には

え?!そうなの??と思ったくらいで

私はピンと来ていなかったのですが

後から色々考えていると

思い当たる節がたくさんありました。







娘は小さい頃からしっかりしていました。

負けず嫌いで自分の意思を曲げない

頑固な所はありましたが

手がかかるという子ではありませんでした。 





幼稚園でも

小学校でも

懇談で言われる事は決まって

『問題ないですよ。』でした。



唯一

3年生の時の担任の先生に

『鉄棒の授業で

 何とか娘さんにも逆上がりが

 出来るように色々やっているのですが

 私の指導不足でなかなか出来なくて…』

と言われた事がありました。





クラスで娘だけが出来なかったようで

先生は大変気にしてくださったのですが





娘曰く

『逆上がりが出来ないから何なの?!

 出来なくて人生に何か問題でもある??』



負けず嫌いからか

周りに『悔しいよねー残念だよねー』と

言わせないような態度を取っていました。







普段の会話でも

自分の考えや意見を

否定される事を嫌がり



間違いを正そうとすると

怒ります。





なので

触らぬ何とか…ではないですが

娘がそれはあまりにも…!!な時以外は

怒ることはせず

娘を肯定してきたつもりです。







娘からしたら

私が肯定してきた行為は

ただの無干渉。

私が何か言ったとしたら

自分を否定される言葉だった。と

思っていたのかもしれません。





2人とも

同じように愛していたつもりですが



甘えん坊で泣き虫で

手のかかった弟に対する態度と



何でも1人で対処できる

娘に対する態度が

やはり違って見えたのかな…









姉だからしっかりしないといけない。と

思っていたのかもしれない…



娘は実際にしっかりしてくれて

私には自慢の娘でした。









そんな娘の甘えたいという気持ちを

私は気付けなかったのです。





『よく頑張ってるね。』

『ありがとう。助かってるよ。』

言わないと伝わらない言葉を

私はあまり

娘に掛けていなかったと思います。









そして

5年生にもなると

反抗期が始まり

さらにどう接するか困っていた時に



私は下の弟を妊娠します。





はっきり覚えていますが

この妊娠で娘は

急に『良い子』になりました。

✾ 甘えたい気持ち ✾

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