入院してから3週間になる頃に

診察がありました。







それまでは

ほぼ毎日の主治医との面談と交換日記。



内容は親にも秘密でした。

当時は

私も娘の心の内を知ることは

怖いと思っていましたが

今ではその頃の心境を

知りたいかも?!という気持ちもあります。





そして

心理士の先生との

週に2回程のカウンセリング。



色んな心理テストをやったようで

これで何が分かるんだろう??と

調べてみたり…

娘のとわたしのを比べてみたり…





結果を教えてくれる訳ではなかったので

病状の診断のための

テストだったのかな??と思いますが

IQテストの数値だけは

教えてもらえました。



『140でしたよ。』



140??



140!!



びっくりしました(笑)







この時は

何かが

研ぎ澄まされていたんでしょうか?!





今 同じテストをしても

そんなに出ない気がします…





それほどこの頃は集中力が凄かったです。





入院してからも勉強をやめる事をせず

空いた時間はほとんど勉強していた娘。





入院してから中間テストがあったのですが

『私もやりたい。』と言うので

学校の先生にお願いして手に入れました。





私が監督役になって

時間を測って

病棟の待合室でやったり

お散歩の時間に

近くの飲食店でやったりしました。





もちろん順位は出ないのですが

学校の先生には忙しい中を

娘のために採点していただいて

本当に恐縮でした。





学校の先生には

それと同時進行で

院内学級の手続きもお願いしていました。





私が院内学級の制度を

よく分かっていなかったのですが

転校の手続きが必要で

今の中学校の生徒ではなくなってしまう。

という事になりました。





けれど

退院したらまた戻ってくるのだから。と

今まで通り週に1度

現状報告を兼ねて

宿題を見てもらう事や

授業で配られたプリントなどを

もらいに行く事は続けさせてもらえました。





家庭科や美術の先生からも 

『気晴らしになるならやってみて。』と

いくつか制作の課題をいただきました。





『やらなくても良いんだよ』という

課題や宿題を

何だかんだ言いながら

全てやり切った集中力は凄かったです。







その集中力のエネルギーは…



『自分の評価が下がらないために!!』





そのためだけに

頑張っていたようです。







自己肯定感の低い娘が

ギリギリ自分を認められるもの。



『成績の良い○○ちゃん。』



これを失わないように

必死になって勉強していました…











4週目からは院内学級が始まります。

✾ 必死になる理由 ✾

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