娘がこの病院にお世話になったのは

2年前になります。





先生は



『拒食症や過食症などの

 摂食障害と診断されている

 もしくは診断されるであろう

 患者は増えている。

 低年齢化もしている。

 けれどこの病気は

 まだよく分かっていないんだ。』と。

 



娘が拒食症になったからだと思いますが

私の中では身近な病気で

誰でもなる可能性は

あるんだろうと思っています。





今でもまだ

研究段階だと聞いています。

1日でも早く

治療方法が確立され

この病気に苦しんでいる人達

その家族や友人が

希望を持って治療に励む事が

出来る日を心待ちにしています。







娘にも

『完治です。』と言われ

私が心配しなくても良い日が来る事を

願っています。













その娘は先生に

『今の状態では命に関わる。』

という事で

ある程度体重が増えるまで

入院になりました。







準備もあるからと

即入院ではなく

週明けの月曜日からになりました。





私としては

即入院かと思っていたので

拍子抜けでした。





基本的に

治療は食べる事。



薬は必要と判断した時には

出す事があると説明されました。



あとは

先生との面談

心理士の先生とのカウンセリング

などでした。







診察中ほぼ我関せずな娘は

食事をどうするか??

という質問にだけは反応をしました。





『先ず

 1日の摂取カロリーを決めましょう。

 1000Kcalからにしましょうか?』



と言われ



『食べたくない…』と娘。





食べないという選択肢は無いのに…





先生は



『口に入れるのは怖いよね。

 どうしても食べられなければ

 鼻からチューブを通して胃に入れるよ。』





先生の優しい口調は変わらないけれど

凛とした話し方でした。







娘は先生の話し方と



鼻からチューブ??



あり得ないわ!!



と思ったのでしょう。









しぶしぶ食べると約束します。





そして

マヨネーズはかけてくれるな。と。





1日1000Kcalからのスタート決定です。







先生は

入院までの3日間は

カロリーは考えず

食べたくない事を肯定せず

出来るだけ食べさせてください。と。







前に入院していた病院の先生とは

全く違う指示でした。





専門の先生に診てもらう。

とても大事な事なんだと

改めて思いました。

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