摂食障害の

専門医のいる病院へ転院しました。





診察の中で



病気の原因が

病原菌Xである事が

分かったのは

私達家族にとっては

大きな事でした。





今までは



食べない事を

選択していると思っていた

娘に対して



怒ったり…

泣いたり…



娘が分からない…と嘆いていましたが





先生に

『食べたくない

 食べないという行動は

 病原菌Xが行わせているものです。』



と言われ



今まで娘に対して持っていた負の感情を

ゼロにすることが出来ました。



一瞬で です。







後で夫がポツリと言っていましたが



『無知は怖い…』





ホントに…



この病気に関しては



何も知らない

何も分からないという状況は



私達にとっても

娘にとっても

ただただ酷なだけでした。











その上で先生は





『今やるべき事は1つです。

 食べて体重を増やすこと。

病原菌Xに乗っ取られている部分は

 体重を増やすことで

 間違いなく小さく出来るから。』







また



『この病気は完治する病気ではない。

 けれど寛解という状態にはなる。

 1度乗っ取られると

 病原菌Xは完全には消えることはなく

 何らかのスイッチが入ると

 再び乗っ取りを始めてしまう。



 これからの治療では

 とにかく病原菌Xを小さくして

 食に関する領域を

 自分で

 コントロールできるようになる事。

 病原菌Xを

 コントロールできるようになる事。』





というようなことを言われました。

(2年前に言われた言葉なので

 うろ覚えな所もあります。)





まだ分からないことが多いと

言われている拒食症ですが

これだけ明確に

治療方針を示していただいたので

安心しました。







最後に



『この病気と戦うには

 家族の手助けがとても大切です。

 病院はそのサポートを

 するに過ぎません。』







その時はそこまで深刻に

受け止めていなかったのですが

徐々に

この言葉の意味を知ることになります。







そして

娘は入院することになります。

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