2018年9月28日

待ちに待った診察の日。





娘はどう思っていたかは

分かりませんが

言われるがままに車に乗ります。





夫は

忙しい金曜日に

半休を取って一緒に行ってくれました。





家から少し遠いその病院は

高速を使って車で30分かかります。





なかなかお洒落な街のど真ん中に

その病院はありました。





その病院は

摂食障害を治すための病院ではなく

メインの診療科目が産科の総合病院でした。



小児科の中に心理外来というのがあり

そこで診てもらうことになります。







名前を呼ばれ

診察室へ入ると

先日電話でお話した優しい声で

『こんにちは〜』と声を掛けられました。





先生はにこにこしながら

『よろしくね〜』





そして

娘に

『しんどかったでしょ〜?!』と。





さらに

私や夫にも

『大変だったでしょ〜?!』

という労いの言葉を掛けてくださいました。

  



先生の優しい言葉に

もう

私の目はウルウルでした。





ずっと



母親なのに…とか

母親だから…とか





力が入っていた所が

あったんだと思います。









けれど

この始めのやり取りだけで

とても安心したのを覚えています。



この先生にお任せしよう!!と思いました。









そして診察が始まりました。





娘が別室で体重を測ったり

他の先生の問診を受けたりしている間





私達は先生と話をしました。



『前の病院のカルテやデータから

 拒食症であることは間違いない』



原因を聞いた私達に

先生は



『きっかけになった出来事は

 あると思いますが

 それが全ての原因ではなく

 色んな事が合わさって

 ここまでになるんですよ。』と





そして



『カウンセリングの中で

 色々分かることはあると思いますが

 今は原因の追求をするより

 娘さんの健康を回復させる事を

 考えましょう。』



と言われました。









戻って来た娘と一緒に

これからの治療について聞きました。



そこで

この病気の事を

分かりやすく説明してもらいました。







『目からウロコ』でした。

✾ 専門医との出会い ✾

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