“まず、星の名前はスカイといい、大陸は全部で5つあります。東西南北の一つずつと真ん中に一つあります。”

ふむふむ。名前もあるよね？

“はい。東はハル、西はアキ、南はナツ、北はフユ、中心はシキと言われています。”

めちゃくちゃ馴染みあるんだけど、、、、

“それはそうです。こちらは男性の迷い人が名付けましたから。”

多分葉とか気候とかでつけたんだろうな。少し聞いてもいい？

“はい。”

「僕も答える！一人だけ除け者は悲しい！」

まず、東にあるハル大陸はピンクの花が咲いていますか？

「うん！それも一年中咲いてるよ！確かサクラって名前だったよね？」

桜だ、、、なるほどね。じゃあ、西のアキ大陸は乾いた葉、、、茶色の葉などが多いですか？

“オチバですね。とても多いですよ。”

ふむふむ。じゃあ、一気に聞きますね。ナツ大陸は緑の葉が多く、フユ大陸は葉が木に一つのついていなく、シキ大陸はそれらを時期ごとに見ることができますか？

「うん！見れるね！」

“はい、ナツ大陸はリョクヨウ。フユ大陸はカレキと言ってますね。木に関してはですけどね。”

これで確定だ。東は春で桜。西は秋で落ち葉。南は夏で緑葉。北は冬で枯れ木。中心は四季だ。カタカナだと、わかりにくいなぁ。

「他にも夏だけでしか生きれないとかもあるからその場所のみで生活している種族もいるよ。」

へえ〜見てみたいな〜

“すぐ会えますよ。”

そっか。なんか他にも知っといた方がいいことはある？

「学園とか？」

学園！？あるの？

“はい、スキルの使い方を学ばないといけませんから。”

でも、貧困とかないの？

「そこら辺は対策を取ってあるよ。」

“初めはスキルのレベルごとにしてたんですけど、それだと問題があったので、火、水、風、土、身体などに分けて学部を作った大きい学校にしてあります。もちろん貴族平民は関係ありません。”

お金とかは？

“そこら辺は貴族は貴族、平民は平民で収めるものが違うんです。ただ、無理はないような金額ですのでご安心を。”

すげえ。それも初代迷い人が？

「二代目迷い人と初代が一緒にやったんだよね。」

“はい。実は初代、二代目、三代目は頻度が八十年に一度だったんです。”

だから、初代が老人の時に二代目が、二代目が老人の時に三代目がそして、そこら辺から頻度が変わったんだね？

「うん。百年に一度になったね。」

まあ、昔の日本は大変だったし、戦争時代だったから自殺するのも無理はない。

「ニホン？」

前に住んでた国の名前よ。

「あーね。それと、蘭ちゃんには名前を授けるね。この世界での。」

この世界での名前？っていうか、名前知ってたんだ。

「うん。断罪を止めるにあたって、名前が異国だと怪しまれるんだ。それに転生者には目星がついていてその名前の構成と黒沢蘭の構成がめちゃくちゃ似てるから変えとかないとね。」

確かに。で、名前は？

「セイリーンだよ。」

セイリーン？

「うん。男装の時とか女装のときとか普通の時と三パターンの名前を作れるようにしたよ。」

じゃあ、セイリーン、セイ、リーンみたいな？

「そうそう！セイが男装、リーンとかリンが女装だよ。」

色々考えてくれてるんだ。忘れてたけど、国って何個あるの？

「えっと、五個だね。で、シキ大陸は例外で商業などの公共の国って感じだよ。」

ふむふむ。ありがとーね。

“いえ。では、貴女のスキル説明をさせて頂きます。”