「実はね、僕たちが作ったんだ。」

へえ〜先に聞きたいんですけど私って、どんな家に生まれるんですか?

「何でそんなのこと聞くの?」

実は私の家、母子家庭で、父が居なかったんです。なので今回はあったかい家庭で育ちたいなぁなんて思ったりして。

「簡単にいうと、亡国の王女だよ。」

亡国の王女?ムーン、説明してくれない?

“任せてください。先程は大陸について説明しましたね。のちに詳しく話しますが実は昔の大陸は一つだけでした。それがクーデターのような事件によってその国が滅びたんです。そして貴女はその国の王族です。その後、その国が滅びたことによって起きた自然現象などによって大陸が5つに分かれたんです。そして今です。”

ふむふむ。何で私が亡国の王女なの?

「スキルが強いからだよ。亡国の本当の名前は今転生した場合は隠されているけど、スカイ王国という名前でね。理由としては、気候などを変動したりするスキルからいろんなスキルを持っていて、圧倒的な力でこの星を守ってくれるかもと言われていたから、大国の名前はスカイ王国となったんだ。そして、何より亡国の王族は生まれた時から妖精のようなものが必ず1人は連れて生まれてくる。これが亡国の王族がどうかを表すんだ。」

妖精って契約とかをするものじゃないの?

“スカイ王国の場合は例外です。実はスカイ王国の初代王は大陸や海などをつくった妖精王と契約したんです。そして、初代王が死ぬ時に妖精王に子孫を頼むとお願いしたことによって亡国の王族は妖精と共に生をするんです。”

まとめると、、、亡国の名前はスカイ王国。その国の王族は気候変動までもができる強いスキルを持っており、妖精とも生まれつき契約していると。これでいい?

「まあ、ザックっとそんな感じだな。」

じゃあ、私は、その、、、

「安心しろ。亡国の王族の証というのが妖精なだけで親は関係ないんだ。まあ、のちに話すよ。まずは蘭、、、いや、セイリーン、、、、どっちで呼ぼう?」

蘭で。もう呼ばれなくなるから。

「わかった。蘭、ステータスと唱えてみろ。」

【ステータス】

名前 セイリーン
年齢 0
性別 女
スキル 全
称号 この世界を変える者 亡国の王女
妖精 ?×6 ?×3 ?×4 ?×4 ?×1

ねえ、妖精って?で表されるの?

「まあ、生まれてきたら分かるからな。安心しとけーそれに、妖精達を見ることができるのは今じゃ誰もおらん。」

え?今亡国の王族は居ないってこと?

「ああ。」

“前回はもう二百四十年くらい前ですね。”

マジか〜じゃあ、亡国の王族が生まれた場合どうなるの?

「んと、妖精は遺伝しないけどスキルに関しては遺伝するかもだから何十人のスキル団?みたいな奴らが仕留めにくる。で、どこかの王族と結婚させられる。」

最悪だ〜

「でも、蘭は桁違いに強いから安心しろ!今まで亡国の王族を見てきたけど、一番強い。というより、この人の妖精になりたい人〜って呼んだらめちゃくちゃ来たんだからな。選ぶの大変だったぜ。全く」

そういえば、私は昔から動物からは好かれてたわ、、、、

「まあ、妖精は人の魂を見るからな。真っ白だったんだろう。」

だろうって?私の魂はここにはないの?

「ああ、もう人のお腹の中だ。」

つまり、ここにあるのは精神だけって事?

“ですので、もう時間がありません。歴史は頑張って独学してください。ですがまあ、スキルでどうにか出来るかもしれませんけどね。”

っていうか、私の家名は?

「そこら辺は生まれてから更新されるんだ。だから,頑張れよ!」

“私たちとはいつでも話せます。もし、会いたかったらシキの大陸の上空でソラ、ムーンと名前を読んだあと、自分の前世の名前を言ってください。それでは、いってらっしゃい!”

ええー他にも話したい事が〜何もかも急すぎなんだけど、、、、、、


































そう言って私は気を失った。

#4 私のスキル

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