フェリックス

確かにあなたは盗んではいないようですね。ですが、その泥棒が持っていた品物を横取りしていたとしたら?

ジョセフ

何を言っている?
これはオレの物だ!

フェリックス

管理局は保管している品物は、一時的なもので、手続きをすれば本人に返すこともあります。

フェリックス

あなたも知っているでしょう、あの管理長はまじめで仕事熱心な方です。

フェリックス

保管してある品々はきっちり管理されているのです。

フェリックス

もしここにある品物が保管倉庫にあった物だとしたら、あなたが横取りした証拠になるでしょう。

ジョセフ

...!

ジョセフ

な、なんで俺が宝石を売っているのを知っている?お前に何も関係ないだろう。

フェリックス

ええ、ですが私が察するに、ここにある宝石類はもともと本人の手に渡る予定だった。

フェリックス

それが盗まれ、闇で売られていると知った、それで私に依頼してきたようですね。

ジョセフ

依頼...いったい誰が...?

ジョセフの声は震えていた。

フェリックス

ヴィクター・クロウリー
からの依頼です

フェリックスの言葉に、ジョセフの顔は青ざめた

ジョセフ

な、な、にぃーヴィクターからだと!!

つづく

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