マネージャーからオリバー君のサインをもらったフェリックスはノアの待つ受付へと戻っていった
マネージャーからオリバー君のサインをもらったフェリックスはノアの待つ受付へと戻っていった
どこに行っていたんですか?
ノアが問いかけた。
その声にはやや戸惑いが混じっていた。
フェリックスの目は受付に置かれていた
オリバー君のサインへと吸い寄せられた
ええ、オリバー君にサインをもらいに行ってました
フェリックスさん、勝手に個室に行ってはだめですよ!ボクが管理長に怒られるじゃないですか!
すみません。でも、サインはもらえましたよ。
そうゆう問題ではないんです!
受付に置いてあるサインを見ながら
フェリックスがノアに尋ねる
ノアくんも
オリバー君からサインを?
いえ、ボクは会えません。
管理長からもらったんです
ぼくだってオリバー君と話したことないのに!
ノアは小声で
この事は内緒にしてください
わかりました
管理長が戻ってきた
何事ですか?
あ、いえ、フェリックスさんが
管理局の中を見学したいと言うので案内してました。
そうですか
フェリクスさんが
管理長に用があると。
あとオリバー君のマネージャーも個室に来てほしいと言ってました。
私の要件はすぐに終わりますので
わかりました。ではこちらへ
静かな場所へ案内された
つづく