ロビーの方から歓声が上がる。
何事かと急いでロビーに向かう
フェリックスとノア。そこには、
ファンに囲まれているオリバー君の姿が。

その喧騒の中、スーツ姿の雄猫が堂々と歩いてきた。彼はオリバー君のマネージャーだ。
マネージャーはノアの前に止まり、淡々と尋ねる

マネージャー

管理長はいないのですか?

ノア

はい。只今外出中でして

マネージャー

では戻られたら部屋に来るよう
伝えてください。

マネージャーはそう言い残すと、
オリバー君と一緒に奥の部屋に消えていった。

フェリックス

部屋というのは?

ノア

はい。一般の方と会わないように、手続き中のオリバー君は個室に入ってもらっています。

フェリックス

この前管理長は特別扱いしないと言っていましたが。

ノアは苦笑いを浮かべた

ノア

ええ、ですが混乱を防ぐために個室を用意しました。とはいえ、だんだん要求が多くなっていて、正直困っています。

ノアの声には、状況の複雑さがにじんでいた。
つづく

オリバー君のマネージャー
アレク・グリフィス
業界でも有名な敏腕マネージャー
アイドル、モデルなど幅広く手掛ける
彼の強いこだわりが周囲を困らせることもある

ここから先は物語とは関係ないので、
読み飛ばしても大丈夫です。

しおまるイカ

度々こんにちは。しおまるイカです。

しおまるイカ

今回はマネージャーのアレクさんに
お話を伺います

しおまるイカ

アレクさん、あなたの育てたアイドルで特に有名な方は誰ですか?

マネージャー

知らないのか?特別教えてやろう

マネージャー

アイドル時代から育ててきた、今や彼女は猫の国では一流のアーティスト
それは...

マネージャー

ヴィヴィアン・レイン!

しおまるイカ

おぉ~かっこいいですね

マネージャー

そして、ジェイド・ヴェイル

しおまるイカ

...

マネージャー

そして...

しおまるイカ

もう結構です。

しおまるイカ

それでは引き続きお楽しみください。

マネージャー

なんだ、もう終わりか?まだまだ沢山いるというのに、ではまた会おう!

30話 オリバー君のマネージャー

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