都会の若者を載せた馬車が付いた
次は僕がこの馬車に乗って
都会に行く手はずになってる。
坊っちゃん達付きやしたぜ!
都会の若者を載せた馬車が付いた
次は僕がこの馬車に乗って
都会に行く手はずになってる。
普通にいい人そうで安心した。
文句はあっても穏健派だ
もっと強硬に反対する連中を説得するためにも、彼らと親交を深める必要がある。
さて、馬車の馬が疲れているようだ
出発は明日か!
行くのは俺だけですか?
いや、イリヤにも行ってくれるように
お願いした。
そう、私も行くことになってる
向こうで稼いで、目指せ大金持ち!
うん!
そして、出発のときが来た
では出発します。
馬車の旅が始まって1時間立った頃
急に馬車が止まった
あれ?休憩先はもう少しあとのはず
外を見ると数人の男達がこちらの御者を脅しているようだ、
賊か!
おらおら、命が欲しくば
通行料をおいてけ
むう、どうしたものか
御者さん妙に落ち着いて、なにかいじってる
あ、そういう経験があって対策があるんだ
くくく、乗客の方からも
金品を巻き上げてやる。
賊徒の一人が馬車に乗り込んで来た
お、可愛い女の子発見
!!!
こんなときのために習った魔術で!
彼女に触れるな
俺は護身用に持っていた手斧(間伐用)
で、賊徒を攻撃した
ぐほ
状況が状況だけに脳天に食い込む
まだやるか貴様ら
他の賊徒に威嚇するように
呼びかける
クソ、退け
残った賊徒は逃げていった。
大丈夫か!イリヤ!
うん、ケガはない
肝心なときに魔法が使えなかった。
せっかく習ったのに
ふたりとも無事の様ですね!
馬車の旅を続けていいですか!
ああ、でも
賊徒の死体なら気にしないで
すでに魔導器で連絡してあります。
お客様、見かけによらず強いんですね?
戦闘は作物を荒らす獣相手に慣れてます。
ふむ!
では旅の続きを!