呪圏が展開する。
足もとから広がる波紋が水を生み出し、凪いだ穏やかな湖面に降り立つ。
どこからか舞い込んだ紅葉が水面を飾り、錦…あるいは、燃え立つ炎の様にも見えた。
焦がれる熱を何とする。渇く想いを何とする
紅葉の炎はまやかしだ。
しかし、幻覚の火花は風を起こし、祈雨丸の髪を揺らす。
魃よ、旱よ、何するものぞ。私は龍、命を枯らす火をも飲みほそう。今の私は、その熱さえ愛おしい
水から生み出す弓矢をつがえる!
以上です!
うおおおおおお……良…………
わーい!
祈雨丸に対峙する禁書の呪圏もまた広がる。
禁書の背後には大きな楓の樹があった。
ひらりひらりと揺らめく椛は舞い踊る。
しかしそれは地に落ちることはなく、永久に舞い続けていた。
その前に立ち、禁書は貌を亡くした顔を上げる。
何人も触れさせまいとするように。
たとえ、自身が放つ炎が楓の樹を焼くとしても。
彼にはもうそれすらも見えてはいないのだ。
……
静かに向けた無貌の瞳は、無言のまま示す。
これが一つの末路だと。
それでも尚、己はここを退くことはしないのだと。
祈雨丸の後ろに、音もなく緋奈子が少し危うげに降り立った。
しかしその足は波紋を立てることはない。
彼女は呪圏の中に在ることすらできない。
そこにいるのにいない。
まるで幽霊のようだ。
緋奈子の服の中から魔力が渦を巻き現れる。
それはレンズの形をとり緋奈子の眼前に浮かんだ。
彼の名を刻んだレンズを通し、彼女はただじっと見つめていた。
■第一ラウンド
□魔素獲得
獣を獲得、【再生】にチャージ!
□先攻:
<祈雨昏水都早社宮司>の召喚ステップ
緊急…召喚!
こい…!
ランダム特技決定表(2,2) → 「獣《肉》」
お、持っているのでは!?
ます!目標値は5!
やんや~!がんばれ!
ミート!
2D6>=5 → 8[2,6] → 8 [成功]
ミート成功!《肉》の精霊が現れます!
ミートー!
よし……
矢で自らの指を一本切り落とす。
正しく、肉体を持たない魔法使いゆえに血は流れず、また欠損したはずの部位も元通りだ。
しかし、その”指”から生まれた元型は一匹の蛇に変わる。
ヒュウ…!なるほど……!
ミートって難しいなって思い、材料の方で考えてみました!(
材料…w
そして、【再生】を使おうかと!
ではその蛇にも禁書は反応を示さない。どうぞ!
脱皮!
2D6>=5 → 6[2,4] → 6 [成功]
安定!
よしよし…!
斬り落とし、再生した指を確認する。
……不老不死、それに等しい権能。
機能していることを確認し、再び前に向き直る。
□後攻:
禁書<照らす残月>の召喚ステップ
【精霊召喚】《炎》を使用
【精霊召喚】《炎》
2D6>=5 → 10[4,6] → 10 [成功]
よしよし…それでは
禁書の炎が楓の枝の一つに燃え移った。
それは瞬く間に燃え堕ちる。
しかし地に落ちるより前に、命を得たようにして立ち上がった。
揺らめく炎は、女の顔をしているように見えた。
炎の精霊は、禁書に寄り添うようにしてゆらりと宙を舞う。
□先攻:
祈雨昏水都早社宮司の攻撃ステップ
哂いはしない。だが、憐れむのは……後だ
[攻撃:祈雨昏水都早社宮司]
6
6
6
[防御:禁書<照らす残月>]
5
3
1
外したァ!
あぶなーーー
では3点!ですかね!確定しますか?
そうですね…呪文は使ったし、確定です!
はい!では精霊で2点受けます。1点とおる!お見事!
[ 禁書<照らす残月> ]
魔力 : 13 → 12
防壁は突破……!
研ぎ澄ませる。
矢を放つ。
これは形だけの弓、狙わずともその水流の矢は禁書めがけて飛んでいく。
その矢は禁書の炎を消し、その体に届かんとする。
しかしそれを炎の精霊が身をもって受け止めた。
水流に炎は飲まれ、一瞬にして消え失せる。
わずかな飛沫が禁書の髪の先をかすめたが、その様子が変わることはない。
雨はまだ降り止まぬ、さて…次はお前の番だ
□後攻:
禁書<照らす残月>の攻撃ステップ
まずは【火球】チャレンジ
【火球】対象は祈雨様と精霊!
2D6>=5 → 7[1,6] → 7 [成功]
よしよし。では特に意味はないけど精霊から抵抗どうぞ!
はい!お肉はSPチャレンジですね
がんばれい~!
ミート!
2D6>=12 → 10[4,6] → 10 [失敗]
出目は良いが…!
ミート失敗! 祈雨丸は円環で代用の7!
円環!
2D6-2>=5 → 9[4,5]-2 → 7 [成功]
うおおお!成功~!
成功できた~!!
それでは
禁書はゆらりと手を持ち上げる。
そうしてふいと祈雨丸と精霊を指さした。
その瞬間、あたりの紅葉が燃え上がり、二人に向かって降り注ぐ。
《肉》の精霊は炎に包まれる。
しかし、祈雨丸が両手を振り上げれば、激しい水流が竜巻の様に舞い上がり、周囲の炎を巻き込んで消す。
ヒュウ…… そのままプロット行きます!
はい!
[攻撃:禁書<照らす残月>]
3
4
6
6
[防御:祈雨昏水都早社宮司]
1
2
5
ほうほう!
4点……!確定しますか?
確定で!
はい!先に処理からしましょう!魔素の回収をどうぞ!(その間に描写を打つ)
125、騎士召喚、逆鱗、火花に!
っとブロックの使用は先に宣言すべきでしたかね…!
あ、すみません!
ブロック使用しますかね!
ます! 1点の軽減ですね…!
はぁい!
[ 『祈雨昏水都早社宮司』祈雨丸 ]
魔力 : 5 → 2
祈雨の巻き上げた水流の隙間を縫って、眼前に炎の弾丸が迫る。
それは羽の形をしていた。
炎をまとった羽があなたに触れる刹那、聞いたことのない、しかし妙に耳なじみのする声が響く。
願ったのは、ほんの些細なことだった
しかしその声は炎に紛れ夢のように消え失せる。
……ッ
元型も消え去り、覚悟の矢先。
一度はその声に耳を澄ませたが、直ぐに首を振る。
焼けた頬の皮膚の下に、真新しい白の鱗が覗く。
【逆鱗】が発動します!
はい!!
禁書のステップは了!ラウンドめぐります。祈雨様は【再生】により1点回復!
あ
はい!あ、【魔棘】がありますよね
ですね!
失う魔素は任意だったはず……【火花】から落としておきますね!
はい、任意です。了解です~!
そして改めて1点回復…。
[ 『祈雨昏水都早社宮司』祈雨丸 ]
魔力 : 2 → 3
処理OK。今度こそラウンドめぐり。
背景画像
NEO HIMEISM 様
https://neo-himeism.net/