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レヴス
ムーンドルバ邸
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レヴス
ムーンドルバ邸
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大変です、ムーンドルバ様!
騒がしいぞ、どうした?
街の子供たちが……次々と消息を断っていると報告が!
しかも、アンゲドルバの子ばかりです!
なんじゃと!?
……まさか!?
この雲……。
まるで三年前の……。
まさか……そんな……。
アレは……。
ア……ア……アインスターク!?
レヴスを覆う影
後編
むぅ……。ますます雲が厚くなる……。
ソルフェージュ様、教えてください。一体なにが起こっているんですか?
アタシも知りたい。
教えてくれ、ソルフェ。
いや、まだ仮定の粋なのでなんともだが……。
それでも構いません。
一人で抱え込まないでください、ソルフェージュ様。
……。
……ふむ。
そうだな、どうやら我の悪い癖が出ていたようだ。
……。
ギーズだ。
ええ!?
あの……さっきまでいた召喚士の?
ああ。
我の想像が正しければ……。
ギーズはアインスタークを復活させようと企んでいる!
バカな!?
なぜそんな事を!?
理由まではわからないが……。
アインスタークは何らかの形で復活の目を残した。
恐らくアインスターク城のマナプールはその一環だろう。
アインスタークがその身を実体から、マナへと変換していたのを知ったギーズは……。
その力を利用して我が物にしようとしているのではなかろうか?
なるほど、そう考えると筋は通るな。
ああ……。
ギーズがアインスターク城を訪れたのも、アインスターク復活に関わる何かを手に入れるためだったのだろう。
だが、それは玉座の間にあった。
……隠し扉の隙間からのみ繋がる、な。
一人では玉座の間に行けぬと判断したギーズは、我らを利用する策を思いついた。
そして、我らはまんまとその片棒を担がされたのだ。
しかし、アインスタークを操るなんてできるのか?仮にも魔王だぞ?
わからん。
だが、ギーズも超の付く一流召喚士、サーヴァント・マスターだ。その術を手にしても不思議ではない。
でも、それとレヴスに何か関係が?
以前、レヴスが最初にアインスタークに占拠されたというのは言ったな?
はい。
そもそもレヴスはな、アインスタークが降り立った地なのだ。
恐らくそれが、アインスターク復活と関係があるのだろう。
さあ、見えてきたぞ。
あれが、アンゲドルバの治める地、レヴスだ。
ですけど……。
何か飛んでません?
気にするな、バイアクヘーだ。
レヴスの上空には多いのだ。
気にするなと言われましても……。
なあに、人語がわかるというだけだ。
とはいえ、興味を持たれると面倒だ。
黙ってすばやく通り過ぎれば良い。
\ひょこっ/
なるほど、では私は出てこない方がいいですね?
なんでこのタイミングで顔をだすんだよ、ライル!
ライルよ、早く麻袋に隠れんか!
はい!
さあ、静かに静かに……。
は、はい。
すー……
無事すり抜けられたな。
あのー……
なんかついてくるんですけど……。
気にするな、シーラ。
無心になるのだ。
……はい。
無心無心……。
・
朝だってのに、真っ暗だな。
さて、まずは夜月侯にお目通しせねばな。
夜月侯……。ムーンドルバ様ですね。
うむ……。おや?
……!……!
ツイてるな。何やら騒々しいと思ってみれば……。
あそこに見えるは夜月侯じゃないか。
おーい!
……む?
久しぶりだなー、夜月侯!
ぬわぁぁ!
キ……キサマは大魔道ソルフェージュ!
キサマとは挨拶だな。三年前、レヴスを助けてやった恩を忘れたのか?
た、確かに三年前はあんたらに助けられた。
だが、ワシは一五年前の事を忘れておらんぞ!
律儀なヤツだ。さっさと忘却の彼方にしまえばよかろうに。
それとも……。
また誘惑されたいのか?
ええ!?
なんだって!?
ひいぃぃ、ごめんなさい!
……。
まあいいさ。
ところで、こんなところで何をして折るのだ?
お前が得意なのは執政であろう?
あ……、ああ、それがだな……。
多数のアンゲドルバの幼子らが姿を消したという報告が入った。時を同じくしてレヴスの空が暗雲に覆われてな……。
何事かと空を見上げて見れば、そこに怪しい人影が現れたので、軍を率いてそれを追いかけていたのだ。
怪しい人影ですって?
……失礼ですが、あなたは?
勇者勇の妻、シーラと申します。
シーラ……。
おお、アルザレア公の一人娘の!
死んだ兄からよく聞かされていたよ。非常に理知的なお嬢さんだと。
あ……ありがとうございます。
ところで、人影というのは?
ああ。
はっきりとその姿が見えたわけではないが……。
あれはまるで……。
アインスタークが生き返ったかのようだった。
アインスターク!
やはり……。
その人影はどうなったんですか?
それがだな……。
先程まであの空にいたはずなのだが、煙のように消えてしまってな……。
油断するでないぞ、夜月侯。簡単に気を許すお前の悪い癖だ。
ふん、言ってくれるな。
では、キサマにはどこにいるかわかるというのか?ソルフェージュよ。
わからん。
なんの冗談だ、ソルフェージュ。
ここに笑い話でもしに来たのか?
……確かにわからん……が
おおかたその辺の茂みにでも隠れているのであろう!
出てこい!
スッ……
な!?
本当に出てくるのか!?
やはりキサマか……
ギーズ!
つづく
【勇者勇の装備】
レベル :24
めいせい :312
ぶき :新品の短剣
よろい :鋼鉄のよろい
かぶと :銀の額当て
たて :なし
どうぐ :野ばらのペンダント
焼豚×2
焼きとり×2
霊薬草×5
淡水ザメの煮凝り
淡水ザメの骨
淡水ザメの牙
黒王の羽
いつもの額当て
王の冠
カジノコイン×2560
緋糸手句の防寒具
なかま :[泉守]ダイ
[もふもふ]もふもふ
[魔導エンジニア]ラムディッシュ
とくぎ :ファイアブレス
トキシックブレス
釣り
カン
介抱
じょうたい:脇役
【シーラの装備】
レベル :12
めいせい :240
ぶき :いつもの本
よろい :いつもの服
かぶと :いつもの飾り
たて :なし
どうぐ :やくそう×94
イーサ薬×9
おみやげ×99
ガラスの破片
討魔の剣の刀身
闇夜のローブ
なかま :戦士ポメラ
大魔導ソルフェージュ
[コボルト]ライル
とくぎ :しょうかん
値切り
冷やかし
虫の知らせ
ディゾネの思い出
寒さに耐える
好奇心
じょうたい:真パーティーリーダー