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港町
クルナ
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港町
クルナ
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ママー!お友達と遊んでくるー!
誰とどこで遊ぶの?
広場ー!来た子と遊ぶー!
広場なら、ヴォルクおじさんもいるから大丈夫よね。
気をつけて遊ぶのよ!
あと、あまり遅くならないようにね!
はーい!
封魔の跡
前編
* * *
ノルセスト
ビブリオテーク
* * *
本棚の後ろの隠し部屋で
有力な情報を見つけられなかった
ソルフェージュ様たち。
落胆した表情で隠し部屋から出てきました。
なあ、ソルフェ。
なんだ?
ここで何も見つからなかったってことは……。
つまるところ、ソルフェの求める『信心の鏡』の手がかりなしって事だろ?
うーむ……。
悔しいが、そういう事になろう。
では、このあとはどうします?
そうだな……。
レヴスにでも寄って、夜月侯を問い詰めるか。
あん?
ソルフェって夜月侯の事、避けてなかったっけか?
我が避けているわけではない。
どういうことですか……?
それはだな……。
と、その時です。
あれ?
どうした、ポメラ。
この扉になっているところの本棚裏、抜け道になってね?
なんと!?
ほんとだ。
巧妙な心理トリックだな。隠し扉の奥に注意をひきつけ、本当に隠したいものをそこへ隠すとは……。
どうやら、上へ昇る階段みたいだな。
もしかしてこれは、三年前にイサムだけが見つけ、我らが到達し得なかった玉座への……。
え?
もしかして、アインスタークは勇くん一人で倒したんですか?
ああ、そうさ。勇に聞いてないのか?
なんか、その話をするとあんまり自分から話したくないみたいなんです。
遠慮しているっていうかなんていうか……。
だろうな。
イサムは名声に対する欲がない。そういうところもあって、アインスタークを倒せたとも言える。
名声への欲があるとどうなるんですか?
『信心の鏡』に操られる。
操られ……。
アインスタークの恐ろしさは、人心掌握だったのさ。
アンゲドルバの軍隊の壊滅も、全て内乱によるものだと言われている。
内乱……ディゾネおじさん……。
それほどまでに、アインスタークの力、ひいては『信心の鏡』の力は脅威なのだ。
とにかく、この階段を昇ってみようぜ!
そうだな、現状それしか手はあるまい。
こうして、ソルフェージュ様たちは
隠し通路を進んでいきました。
しっかし……、狭いぞこれ。
カビ臭い……。
一体、どこまで登るんだ……?
あ、あの光は……!
出口か?
ようやく階段の終わりらしきものが見え
ソルフェージュ様たちは
急いで光の方へ向かいます。
すると……。
* * *
旧アインスターク城
玉座の間
* * *
この造り……。
ここが玉座の間ね……。
シーラさん達が
玉座の間へ足を踏み入れた時です。
うっ!
これは!
そこには、折れた剣が突き立てられ
倒れた人影がありました。
その体の下からは、
赤い血のようなものが
ゆっくりと流れ続けているようです。
たいへん!誰か倒れてる!
待て、シーラ!
迂闊に近寄ってはならぬ!
とっさに駆け寄ろうとしたシーラさんでしたが
ソルフェージュ様に止められました。
え?
この魔力の波長……。
この威圧的なオーラ……。
間違いない。
そいつは魔王……。
魔王アインスタークだ。
つづく
【勇者勇の装備】
レベル :24
めいせい :312
ぶき :新品の短剣
よろい :鋼鉄のよろい
かぶと :銀の額当て
たて :なし
どうぐ :野ばらのペンダント
焼豚×2
焼きとり×2
霊薬草×5
淡水ザメの煮凝り
淡水ザメの骨
淡水ザメの牙
黒王の羽
いつもの額当て
王の冠
カジノコイン×2560
緋糸手句の防寒具
なかま :[泉守]ダイ
[もふもふ]もふもふ
[魔導エンジニア]ラムディッシュ
とくぎ :ファイアブレス
トキシックブレス
釣り
カン
介抱
じょうたい:下山
【シーラの装備】
レベル :12
めいせい :240
ぶき :いつもの本
よろい :いつもの服
かぶと :いつもの飾り
たて :なし
どうぐ :やくそう×94
イーサ薬×9
おみやげ×99
ガラスの破片
なかま :戦士ポメラ
大魔導ソルフェージュ
[コボルト]ライル
とくぎ :しょうかん
値切り
冷やかし
虫の知らせ
ディゾネの思い出
寒さに耐える
好奇心
じょうたい:パーティーリーダー