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ミリオンソードの工房
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ミリオンソードの工房
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さて、どうしてくれようか、ドールや。
ヒィィィ……。
申し訳ございません、お師匠様ァ……。
すっかり怯えきったラムディッシュさん。
まるで震える子羊のよう。
ふぅむ。
どんな言葉を持ち合わせて来たかと思えば……。
ただの謝罪しかできないってぇのか?
え、ドールよ。
不肖ドール・ラムディッシュ、どんな事してでも償います……。
なんだって!?
え?
今、なんて言った?
どんな事してでも、償い……
何でもすると言ったのか?
は、はい。
これはいいことを聞いた。
では早速頼むとするか。
うっ……。
あわわわ……。
はたで見ている勇者様も慌てるほど、
すっかりマキさんのペースです。
師匠という存在
それでは、まず一つ。
10万フォクスの出力が可能な量の
ルナライトを集めてこい。
じゅ、10万フォクス!?
そうだ。
10万フォクスって、あの……太陽の光と等価の光魔力量ってことですよね?
よぉくわかってるじゃないか。
そうさ、カタラクトの再起動に必要な量だ。
びた一文まからん。
昔ソルフェに測ってもらったけど、クルセイダル・ヴァキュア・ウェイブでも150フォクスの光魔力を出せない。
なのに……。
10万フォクスなんて……
おっと、イサムは余計な口出ししないでくれよ。
何か言いたそうな顔してるけどさ。
……くっ
俺が知っているような小粒のルナライトじゃ、何十年いや何百年経っても集められやしない……。
くく……。
どうした、ドール。
やれぬのか?
……いや、やります!
やってみせます!
……ふぅ。
そうか、それはできるんだな。
……っ……はい。
ではもう一つといこうか。
え?まだあるの?
ドールよ。
アタシはお前がここを出ていってから手が足らなくて困っている。
……!
マキさんの
これまでと少し違った雰囲気のセリフ。
勇者様はそれに何かを感じたようです。
そこでだ。
大巫女エレナと別れて
アタシの所へ戻ってこい。
……ええ!?
それは……その……。
……。
やるのか?
……。
できぬのか?
できぬのだろう?
……はい。
くっくっく……。
……え?
はっはっはっは。
キョトン
ここまで言ってようやっとかい。
まったく変わっとらんのぅ、ドール坊やは。
アタシは昔から口酸っぱく言ってきただろ。
『お前は自分の気持ちを正直に言え』ってな。
え……あ……すみません、お師匠さま……。
ほら、まただ。
え?
カタラクトの件もそうだが、なぜお前はすぐ謝る?
先に手を出したのはそもそもアタシ……コホン、カタラクトだろうが。
『邪魔なカタラクトは俺がブチのめしてやったんだ、ザマぁみやがれ!』くらい宣ってみろ、と言っとるんだ。
いや、それは俺が……。
それからな、アタシからの進言はありがたく受け取れ!
自分を卑下するところじゃない!
謝られたらまるでアタシが追い詰めているみたいじゃねぇか!
うーん……気づいてないのかな……この人。
ハッ!
すみま……
あ、いや……。
ありがとうございます。
お師匠様!
まったく、あれほど安請け合いや自分を卑下はするな、と教えたのに。
下山してからは自分を切り売りしやがって。
……この人、ラムディッシュさんの事をずっと見守っていたんだ。
胸を張れ、ドールよ。
お前はアーティファクト・マイスターであるアタシの、この世で唯一人の弟子なのだぞ?
はい!
マキさんに喝を入れられたラムディッシュさん。
顔つきが少し変わったようです。
最初はどうなるかと思っていた勇者様。
どうやらマキさんは
勇者様たちが思っていたよりも
器の大きな人のようです。
つづく
【勇者勇の装備】
レベル :23
めいせい :312
ぶき :新品の短剣
よろい :鋼鉄のよろい
かぶと :銀の額当て
たて :なし
どうぐ :野ばらのペンダント
焼豚×2
焼きとり×2
霊薬草×5
淡水ザメの煮凝り
淡水ザメの骨
淡水ザメの牙
黒王の羽
いつもの額当て
王の冠
カジノコイン×2560
緋糸手句の防寒具
なかま :[泉守]ダイ
[もふもふ]もふもふ
[魔導エンジニア]ラムディッシュ
とくぎ :ファイアブレス
トキシックブレス
釣り
カン
介抱
じょうたい:傍観中
【シーラの装備】
レベル :12
めいせい :240
ぶき :いつもの本
よろい :いつもの服
かぶと :いつもの飾り
たて :なし
どうぐ :やくそう×94
イーサ薬×9
おみやげ×99
ガラスの破片
なかま :戦士ポメラ
大魔導ソルフェージュ
[コボルト]ライル
とくぎ :しょうかん
値切り
冷やかし
虫の知らせ
ディゾネの思い出
寒さに耐える
好奇心
じょうたい:パーティーリーダー