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ミリオンソードの工房
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ミリオンソードの工房
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どうなんだ、ドールよ。
滅相もございません、お師匠様!
この可愛らしい人が
ラムディッシュさんのお師匠様?
……この人、どこかで会ったことがあるような……。
お師匠様のお言葉は一言一句もれずに日々暗唱しております。
はぁ?
ヒェ……
何バカなことに
人生を使ってんだ?
お前らみたいなフツーの人間は、時間をもっと有効に使いやがれってんだ。
可愛いとおもったけど、中身はオッサンみたいだな。
ラムディッシュさんのお師匠様は
どうにもこうにもクセが強そうです。
見渡す者
そこのアンタ。
……。
ガキみたいな顔をした60歳。
……。
どうやらラムディッシュさんのお師匠様は、
ダイさんの事を呼んでいるようです。
しかし、ダイさんはその事に気づきません。
ガラ・ヴァーノンの小倅とでも呼べばいいのかい?
え、俺?
今アタシのこと中身オッサンとか思っただろ。
え、なんで分かるの!?
思っていたことを当てられたダイさん。
この上なく取り乱します。
うあー……。
ダイはカマかけに弱すぎだぁ……。
このマキーナ、
腐ってもマグナリアの血統さ。
アンタみたいな小兵の考えることなんざ、お見通しなんだよ!?
それにドール。別にアタシぁカマをかけてるわけじゃないからね?
いやいや、そんな事、
思ってもいませんって!
しかし、そう言うラムディッシュさんの顔は
どこかしら微妙な表情です。
顔に出てるっつってんの。
ったく……。
相変わらず顔に出やすい体質だねぇ。
ごもっともで……。
あの……すみません……。
しばらく蚊帳の外だった勇者様。
話に加わろうと声を上げます。
おっと、そういえば
そっちの勇者イサムは
初めてだったな。
!!
アタシの名はマキーナ。
マキーナ・マグナリアだ。
長いんでマキって呼んでくれていい。
思いもよらぬマキさんの発言に
勇者様はびっくりです。
なぜ俺の名を知っているんですか?
もしかして、どこかで会ったことがありましたっけ?
ないさぁね。
だが、ずっと見てたのさ。
アインスタークの討伐をね。
……見てた?
この目……左が蒼いだろ?
これが遠隔視デヴァイスになってるのさ。
えんかくしでばいす?
まあ、千里眼だと思ってくれりゃいい。
ただ、千里眼と違って本当に見る目が必要なんだけどな。
さて、世間話はこのくらいにして……。
本題に移ろうか。
スゥー
マキさんが指をならすと、
カタラクトが
ゴールデンタブに運ばれてきました。
おぉ、なんと労しや……
カタラクト。
どうしてこのようなことに。
ヨヨヨ……。
マキさんは
先程までとは打って変わった口調で
いいました。
絶対嘘泣きだ。
ドールよ、どう説明してくれる?
あの……その……。
すみません……、マキさん。
その魔導器を壊したの、俺なんです。
ラムディッシュさんへのあまりの圧力に
勇者様は正直言いました。
……しかし。
そんなこたァ知ってるさぁ。
え?
誰がやったかなんてのは千里眼で見えていたさ。
けどね、それは重要じゃないのさ。
わかったら、勇者様はちょっと黙っていてくれないかね。
アタシはドール坊やに聞いているんだ。
やっぱりこうなるのか……。
どうやら、ラムディッシュさんは
こうなることを予想していたようです。
果たして、
ラムディッシュさんの運命やいかに?
つづく
【勇者勇の装備】
レベル :23
めいせい :312
ぶき :新品の短剣
よろい :鋼鉄のよろい
かぶと :銀の額当て
たて :なし
どうぐ :野ばらのペンダント
焼豚×2
焼きとり×2
霊薬草×5
淡水ザメの煮凝り
淡水ザメの骨
淡水ザメの牙
黒王の羽
いつもの額当て
王の冠
カジノコイン×2560
緋糸手句の防寒具
なかま :[泉守]ダイ
[もふもふ]もふもふ
[魔導エンジニア]ラムディッシュ
とくぎ :ファイアブレス
トキシックブレス
釣り
カン
介抱
じょうたい:叱られ中
【シーラの装備】
レベル :12
めいせい :240
ぶき :いつもの本
よろい :いつもの服
かぶと :いつもの飾り
たて :なし
どうぐ :やくそう×94
イーサ薬×9
おみやげ×99
ガラスの破片
なかま :戦士ポメラ
大魔導ソルフェージュ
[コボルト]ライル
とくぎ :しょうかん
値切り
冷やかし
虫の知らせ
ディゾネの思い出
寒さに耐える
好奇心
じょうたい:パーティーリーダー