あらすじ:
人類 みな コロッケ

いやマジでヤバイ
とっとと囲碁会場から脱出しようね

コロッケです

わーい、メ○ド72のPvPたのしいな

いや囲碁やれよ

ハッ、この敵パーティは、
オリアス、ハルファス、フォラス、リリムゥアアアアアアアアアアアアアアーーーー厨パォォォアアアアアーーーーーーー!?!??!?!?!?!?

じゃがいもは、回線を、切断した

あなた、回線を、切断、しましたね

(車に轢かれた優雅なドーナッツを模したポーズ)
(じゃがいもを中心に大破壊を巻き起こす必殺技の構えだ)

辞世の句よみます 

さむぞらに 納豆臭く よさのあきこ 降臨する時
蒼天已死 黄天當立 歳在甲子 天下大吉

今の大混乱のうちに逃げるぞ!!!
あと厨パに当たったからって切断はやめデストラクションよ?国際連盟の定めた護界憲章の7条にも、豚汁はうまいと書いてある。

大混乱って脇毛生えてます??

いや待て、あどけない塵芥チックな女の子があそこに取り残されている!!!

びえええええええええんん!!びええええええええんん!!!!!

ママーーーーッッ!!!パパーーーーッッ!!!
どうしてコロッケになっちゃったのおおおおおお!!!!!

ころっけ

かわいそうに・・・
一人だけ取り残されたんだ・・・

今からでも助けに戻るべき・・・いや、クソッ、これでは・・・戻っても俺たちがコロッケにされそうだ・・・!!

見捨てるべきです!
私達がコロッケになっては、元も子もない・・・!!
脇毛が短い者は死ぬべきですし

しかし・・・!!

ママーーーーーッッ!!!!

ころっけ

ムッ、まだコロッケになってない人間がいる

(「おまえ、コロッケになれよ」の横断幕を掲げている)

(「コロッケになれよ」の同調圧力を放射している)

そこに飛び込み、
女の子を抱え上げるものがいた!!

!!

・・・。

やっぱりなぁ・・・
目の前で泣いている子は、見捨てられねえよな。

アアアッッ!?
何だテメェォァーーー!?

クソッ、追えッ、人間を逃がすな!

バイクやトラックへと乗り込むコロッケたち!!

かれらもただ揚げられるだけの集団ではない。
料理人たちへの復讐の手段として、運転技術を手に入れたのだ・・・。

そこに崩れてくる瓦礫!!
火炎により崩れたのだ!!

ああっ見知らぬ人ーーッッ!!

一瞬のうちに隔てられてしまった!!
助けに行けない!!!

運転技術の説明、何の意味があったの?

うっっ・・・ぐすっっ・・・ひっく・・・

コロッケ・・・コロッケ怖いよお・・・

もう・・・やだあ・・・

なんとか・・・囲碁の衝撃で出来ていた横穴に逃げ込んだはいいが・・・

瓦礫で脚が折れてるな・・・クソッ・・・!

あ・・・あの・・・

ありがとう・・・

・・・ハッ、
・・・どういたしまして

暗い闇を進んでいく。

お互い握った手を頼りに、
相手の無事を確認し、進む。

助からねばならない・・・。
二人で、一緒に・・・!!

(しかし、脚の傷口からコロッケが入り込んだようだな・・・)

(このままでは・・・俺も・・・。
コロッケに・・・!!)

・・・。

ウッッアッッ・・・
この縄を・・・解けッッ!!

椅子に縛り付けられたじゃg・・・コロッケ!
尋問中なのだ

デパ地下の階への階段はどこにあるか吐かねば、
お前はずっとわきげショリショリの地獄が続くぞ

テメッッ・・・下等生物の分際で・・・立派なわきげを・・・ッッ!!!
このッッ・・・!!!!このッッ!!!!

わきげがショリショリ

ヌオオオオオオオオオオオオ

しかし、いつまでも折れない
特別な訓練を受けたコロッケなのだろう

俺に提案がある。
ショートケーキを作ろう

できたのは、かわいいショートケーキ♡

えっ・・・やだ・・・すごくおいしい!

なんだこれ!!かなりうまい!!

とろとろふわふわのスポンジ
と、
それに増してみるみるミルキーな生クリームの、
終末戦争を彷彿とさせるセレナーデ♡

な、なんのつもりだ・・・!!

これはおいしいねえ!

いちごの酸味がくどすぎない。
これって結構すごいことよ

生クリームと紅茶が合うね

おひとつどうぞ♡

!!!

い、いただきます・・・

しかしそこでうさちゃんは、
皿を取り上げ、
たくさんの風船を高速でくくりつける!!!!!

!!!!

ふわふわのショートケーキ!
ふわふわと宙に飛んで行く!!

これはお前の運命だ

アアアアアアアアアアアアアーーーーーッッ
!!!????!

俺のショートケー、オォアアアアアアア
!?!?!?!?!

風に流される、
お前の脆弱な運命の象徴!!!!!

うさちゃんがボタンを押すと、天井が開き、ショートケーキが空へと舞い出る!!!

空中にて風に揺られて、
彷徨うショートケーキ!!!!

嫌だああああアァァァァーッッッ!!!
ショートケーキ食べたいよオォォォォオォォ!!!!

話す、階段の位置なんて話すからァァァァァァーッ!!!

何処かへと去るショートケーキ!!!!

名付けて「運命の刑」

そういうわけで階段はあっちらしい

鬼か?

そうして階段を下っていった。
やっとデパ地下フロアだよ
メギド72をやれ

いやマジでこの「運命の刑」、メ○ド72の運命論者のアガ○スくんがやりそうだなと妄想してたんですよね

それはそうと、
ぼくはショートケーキを食えないの、いやだニャー

暗い・・・こわい・・・

脚が思うように動かん・・・!

(そして、脚から入り込んだコロッケにより、
俺の身体も部分的にコロッケになりつつある)

(親がコロッケになったこの子に、トラウマを残したくない。
 この場所が暗く、お互いの姿が分からないのが幸いだ・・・)

(隣にコロッケがいたら・・・怖がるだろうからな・・・。)

すでに身体の大部分はコロッケになっている・・・。

うう・・・もうすぐ外かなあ・・・

がんばろう・・・おにいちゃん・・・

・・・ああ。

いっしょに・・・生きよう・・・。

今日、楽しみなマンガの発売日なんだ・・・。

あの作品が終わるまで・・・生きたい・・・

・・・フフ・・・。

・・・やがて光が見えてくる・・・。

!!
・・・外だよ、おにいちゃん!!

・・・先に行ってくれ

ここまでくれば、もう俺は一人でも大丈夫だ
後から追いつくさ

でも・・・!

(・・・頼む、暗闇だけが俺の姿を覆い隠してくれるんだ。)

脚が痛むのさ・・・
もう少し、休んでから・・・行くからな。

・・・わかった・・・!

ありがとう・・・おにいちゃん・・・!

少女は駆け出していった・・・。

・・・行った・・か・・・。

・・・少し・・・眠くなって・・・きたな・・・。

フフ・・・
久しぶりに、ありがとうなんて・・・
言われた、な・・・。

・・・。

・・・コロッケは、動かなくなった。

第四話、終わりだよ

イラスト、背景等素材製作者の方々にお礼申し上げます。

この作品はフィクションであり、実在の人物、団体、事件などとは関係ありません。

第四話:もふっとしたメスケモマズルだけが、荒れ果てた心に染み渡る

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