賽の言う通り、アッコロカムイは本当のことを言うつもりなど微塵もなかった。
そのため、アッコロカムイの口から放たれた切り返しは当然否定の言葉であったが・・・。
なぁによりにもよって戻って来てんすっか!!!!!
だ、だってサングラスってバカンスには必須だろ????
なくても
療養できるっすよね???
しかも、なにその怪我。
聞いてた原因とは違うじゃないっすか。
え?
ってことは玄奘の野郎にばれちまったのか。
さすがにあそこまででかい足が落ちてたらアッコロカムイしか検討つかないデス。
ゲッ、セトラじゃん!!!!
レディーの顔を見てその反応は万死に値するデスよ。
・・・とりあえずこのフンコロガシを捕まえればいいんだっけな?
アッコロカムイだ!!!
煌炎さんってほんとに人の名前覚えられないよね・・・。
覚えられないんじゃねーよ。
面倒だから覚える気がないだけ。
・・・余計悪いよ。
おい、フン。
略されて余計最悪な名前になってるし!!!?
おまえ、幕府の奴らと繋がってんのか?
煌炎様率直に聞きすぎです。
たとえ繋がっていたとしても正直に話さないかと。
賽の言う通り、アッコロカムイは本当のことを言うつもりなど微塵もなかった。
そのため、アッコロカムイの口から放たれた切り返しは当然否定の言葉であったが・・・。
ツ・・・・・・ツナガッテナイヨー?(棒)
目を泳がせ、誤魔化すように口笛を吹くその様子は嫌でもその発言が嘘であると物語っていて・・・。
・・・わっかりやす。
おい、部下に言われてっぞ。
う、うるさい!!!!!
こうなったら証拠隠滅だ!!!!
全員俺の養分となれ!!!
しかしながら、とうとう逆切れを始めたアッコロカムイは煌炎一行を拘束しようと8本の足を勢いよく仕向ける。
ふっ!!!
よっとデス!!!
あぶなっ!
へっ!!!??
ちっ・・・!!!!
巨体なだけあり、動きが鈍くなっていたのでほぼ全員軽くよけ切ったが、一人、その足にからめとられてしまった。
煌炎さん!!!!
うへ、ぬめぬめして気持ちわりぃ・・。
お、やったぞ!!!
煌炎のやつを捕まえられるなんて俺ってばつえーのかも!!??
・・・それはそこのぺちゃぱいを庇ったからっすよ。
いっただきまーす♪
そのままアッコロカムイは煌炎を一飲みにする。
煌炎様!!!!!
ど、どうしよう。
あたしのせいで!!!
あーうまかった。
おい、俺に手を出してみろ。
すぐに胃酸でこいつを溶かしちまうからな。
くっ・・・卑怯デス!!!
ど、どうしよう。
煌炎様は今剣を打ち直してもらっている最中だから丸腰だ・・・。
はっ、残念だったな。
それじゃあアッコロカムイ様の腹の中があいつの墓場だ。
ふむ、主様。
玄奘殿の援軍が来る前にこの場をいったん離れましょうぞ。
それもそうだな。
おい、俺たちを追ってきたりしても胃酸の刑だからな!!
じゃあなー!!
玄奘のフンども!!
っ・・・!!
こうして煌炎を腹の中に閉じ込めたまま、アッコロカムイたちは海の中に消えていったのだった。