キミの家の人達は僕のことを
いつも悪く言うね。
見て……。
アレがまたお嬢様のお部屋を見上げているわ。
汚らわしい。
早く何処かへ消えてくれないかしら。
あんなケダモノがうろついていたら、お嬢様の御病気がもっと悪くなるじゃない!
旦那様が知ったらどう思われるか……。
キミの家の人達は僕のことを
いつも悪く言うね。
でも僕は気にしない。
キミの笑顔を見られるなら、
他の誰に何を言われたって
僕は平気さ。
キミが窓から僕を見つけて、
手を振ってくれるのを
ずっと待っているよ。
あの日……、
あの暑い夏の日に君と出会って、
僕の世界は明るくなった。
誰からも見向きもされず、
孤独だった僕を救ってくれた。
振り返って笑顔で僕を包み込んでくれた。
優しい人。
僕の大切な人。
キミと触れ合うって想像しただけで
僕の心はボールのように弾むんだよ。
大好きだ!!!
それなのに……
君はちっとも部屋から出てこない。
どうしてかな?
あの日一緒に過ごした後、
キミの家まで着いてきちゃったけど、
それから何日たっただろう……。
もう一度、キミに会いたいよ。
もう一度、キミにキスをするんだ。
そしてもう絶対に離れないんだから。
僕が君を元気にしてあげる
Fin
最後まで読んでくださり、そしてコメント欄まで来て下さり、ありがとうございます♪
いかがでしたか?
よければもう一度、最初から読んでみてください。きっと読み心地が違うかと……!
砂のさん、コメント&読み返してくれてありがとうございますっ!!
最初から最後まで、読む人の想像力を頼りにしたお話なので、最後の場面も、砂のさんのご想像にお任せします(^^)
藍雨さんコメントありがとうございます♪イラスト見て感動してもらえたようですごく嬉しいです!!
素直で純粋無垢なわんちゃんなので、多分、思いは届くと思います(^^)
遊佐堂さんコメントありがとうございます!!
わんこ、純粋に「キミ」を思ってますからね(^^)
ラストのイラストで、色々と想像を膨らませていただけたらと思います♪
わんわん!!!
るりルシさん、コメントありがとうございます♪
元気ない時に動物と触れ合うと癒されますよね!!わんこパワーが「キミ」に届きますように(^^)
Rokoさんコメントありがとうございます♪「ハァハァ」を入れるタイミングは、お話を作る中で、すごく考えていたので、そう言って貰えるととても嬉しいです(^^)