ば・・化け物ぉおおおおおおおお!!

大きな人影を見た龍二は数秒の間硬直していたが、すぐに身をひるがえして走り出した。
 逃げる龍二の背後を其れは追いかける。

なんなんだよあれは!夢なら早く覚めてくれ!

耳鳴りがし、短いはずの廊下が無限に続いてる様に感じる。一体自分がどこを走っているのか、どれだけの時間走っていたのか判然としなくなる

そうだ!!携帯だ!!携帯電話で光輝達に電話をかければ!!

龍二はすぐに光輝の携帯に電話をかけた。
電話をかけることに必死だった龍二には其れが真後ろまで近づいてること悟れなかった・・・

おい、光輝の電話なってんぞ。あと、龍二がいねぇな・・・どこいってんだ?

電話で呼び出してみるか・・・

光輝が龍二をいくら電話で呼び出しても反応がない。
どうせ明日の朝には帰ってくるだろうと思い全員はまた床についた。

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