~僕は駆け出し薬草師~

旅の記録帳
 

(13)
ギーマの小屋 ~ 王都
『第146幕~第157幕』

〈反攻作戦始動!〉編
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  

【あらすじ】

 
ロンメルの機転により間一髪のところで
絶体絶命のピンチを回避したトーヤたち。
だが、ギーマはクロウに連れ去られ、
カレンも実家に捕らわれてしまった。

なぜクロウはギーマを狙ったのか?
それは彼が不老不死の薬を
作ることが出来るからだと
ティアナはトーヤたちに告げた。


もしその薬が悪用されれば
魔界も平界も大混乱に陥る――。


今後のことを相談するため、
トーヤたちは魔方陣を使って王都へ戻り、
女王であるミューリエに
相談することを決めたのだった。

だが、王都でも異変が起きていた。
結界によって魔族の魔法が封じられ、
さらに大量のモンスターが周囲を
襲っていたのだ。

そのピンチを特殊能力を使ったエルムや
ロンメルが退ける。
そしてその場に駆けつけてきた
レインの案内でトーヤたちは王都へ戻る。


王都はモンスターに襲われ、
戦いの爪痕が各所に残っていた。

それもそのはず、
一時は王都が陥落寸前になっていたのだ。
ただ、アレスたちの活躍もあって
今はそのピンチを切り抜けている。

そしてレインやミューリエの依頼により、
トーヤは回復薬を増産し、
怪我人の治療をおこなうこととなった。
一方、サララはデリンと再会し、
再び主従の関係に戻ることが出来た。


こうして体勢を立て直しつつある王都側は
ミューリエの提案により、
トーヤやアレスたちを
4つのグループに分け
反転攻勢へ出ることを決める。

その中でトーヤは遊撃グループの
リーダーに指名され、
いよいよ作戦が始まることとなった。
 
 

【行程】

 
ギーマの小屋 → ロコロコ草原 → 王都
  
 
ギーマの小屋 ~ ロコロコ草原:一瞬
     (転移の魔方陣を使用したため)
ロコロコ草原 ~ 王都:徒歩で30分
 
 

【主な登場人物】

※各項目は旅が進むに従い、
 内容が変わっていきます。
 あくまでもその時点での情報であり、
 新たな事実が判明した場合は
 置き換わります。
 
 

トーヤ

名前:トーヤ
職業:薬草師
種族:魔族(元・下民)
性別と年齢:男/14歳

 
●身分制度が撤廃され、
 王城で薬草師として働けるようになった。
 推薦したのはデリンで、
 彼が後見人も務めている。

●ギーマに弟子入りするため、
 王都から旅立った。

●勇者アレスは恩人であり親友。
 定期的に手紙でやり取りをしている。
 少しでも彼に近付けるよう努力している。

●薬草師としてのレベルは高い。
 植物の知識も豊富。

●注意力が高い方で、
 変化などに最初に気付くことも多い。

●調薬のための道具を持ち歩いている。

●トーヤの薬草師の師匠・レオンは
 故郷の隠れ里で今も現役。
 薬草師としてのレベルが高い上、
 不思議な道具も保有しているようだ。
 ガイネは何者なのか、知っている様子。
 ただ者ではないことが濃厚に。

●カレンは仕事上のパートナー。
 初めて会った時から
 優しく接してくれた彼女に
 深い感謝の気持ちを持っている。
 最近は異性として意識するような
 兆しもみられるように……!?

●クロードのことは
 いい友達だと思っている。

●天然ボケをかますことがある。
 セーラに対しては
 ツッコミ役に回ることが多い。

●警戒心があまりない。
 純粋すぎてすぐに他人を信じてしまう。

●プレプレ村での一件ののち、
 アポロとは親友同士に。
 
●腕力は並の人間と変わらない。

●武器はセーラの作った
 スタッフ・スリング。
 トーヤ自身は『フォーチュン』と
 名付けた。
 接近戦では護身用のナイフを使う。
 ナイフは微弱ながら魔力を帯びている。

●戦闘では主に回復担当。
 ただし、遠距離攻撃が必要な時や
 状況によっては主力となって戦う。
 カレンとのコンビネーション攻撃もする。
 
●状態異常無効化という特殊能力がある。
 また、魔族は能力的に成長しないが、
 トーヤには成長できる余地があるという
 特殊能力(体質)がある。

●特殊能力のことは信頼できる相手にしか
 話してはいけないと
 シンディに言われている。

●ヴァンパイアであるロンメルに
 血を吸われたが、
 状態異常無効化能力により
 ヴァンパイア化しなかった。
 一方、そのメリットのみが発現し、
 魔法力が大幅にアップ。
 火の魔法など初歩的なものは
 使えるようになった。

●ロンメルと交換契約を交わし、
 血を吸わせる代わりに従者とした。

●エルムと契約を交わし、
 彼を使い魔とした。

●ギーマに落第薬草師と呼ばれてしまった。
 薬草師としての未熟さを知ると同時に、
 腕を磨き続けていく決意をする。

●よく女の子と間違われる。

●子犬のヘアピンはミーシャに預けた。
 いつか再会する時に返してもらう
 約束をした。

●遊撃グループのリーダー。
 
 

ライカ

名前:ライカ
職業:薬草師
種族:魔族(元・平民)
性別と年齢:女/123歳
 (外見は18歳くらい)

 
●サンドパークの町立施療院で働いていた。

●シンディの実質的な弟子。
 薬草師としての技術も持っている。

●トーヤの薬草師としての技術の高さに
 憧れている。
 ただ、彼女自身も一般的な薬草師よりは
 レベルが高い。

●薬草師としてのレベルは
 トーヤの方が圧倒的に上らしい。
 今では彼の助手的な感じになりつつある。

●トーヤのことを最初は女の子だと
 勘違いしていた。

●最近はトーヤに対して特別な感情を
 抱いているような素振りが……。

●サンドモービルを扱える。

●バインドや結界魔法、強化魔法、
 探索魔法など、補助魔法全般が得意。
 そのほかの系統の魔法や物理攻撃は苦手。
 ただし、攻撃魔法の中では唯一、
 光系だけは得意。

●光系の強力な魔法を操れるなど、
 魔法容量は高い。

●食事の味付けにはうるさい。
 これは薬草師ゆえの職業病のようなもの。

●祖母は占い師。

●サンドパークを出発する際、
 旅に加わった。
 トーヤがリーダーをしている
 遊撃グループに引き続き所属。
 
 

サララ

名前:サララ
職業:デリンの使い魔
種族:魔族(元・上民)
性別と年齢:女/不詳
 (外見は14歳くらい)

 
●デリンの使い魔。
 色々あって破門宣告を受けたが、
 再び使い魔として
 認めてもらうことが出来た。

●デリン以外の使い魔になる気はない。
 ただし、トーヤに対する感情には
 変化の兆しが……。

●元・魔王の四天王である
 デリンの使い魔だけあって魔法力は高い。
 強力な魔法も扱える。
 ただ、成功率がかなり低い。

●力は弱いので物理攻撃は苦手。

●みんなの役に立ちたいという想いが強い。

●浮遊魔法が得意。
 ただ、それでも成功率は40%……。

●魔王ノーサスや親衛隊に知り合いが多い。
 ナリアもそのひとり。

●かなりのドジッ子。
 ただ、料理は得意で滅多に失敗しない。

●失敗してもめげないポジティブな性格で
 努力家でもある。

●遠慮がなく、酷いことでもサラッと言う。
 ちょっとKYなのかも。

●ガイネが王都へ行くことになり、
 ひとりになった彼女はトーヤたちの旅に
 加わることとなった。

●転移魔法に失敗して池などに
 よく落ちていたため、泳ぎが得意。
 
 

エルム

名前:エルム
職業:トーヤの使い魔
種族:魔族(元・下民)
性別と年齢:男/12歳

 
●姉のニーレが大好き。
 それゆえに失った悲しみは強い。

●優しく接してくれて、
 同じ下民という境遇でも強く生きている
 トーヤに憧れを感じている。

●トーヤを『兄ちゃん』と慕い、
 帰らずの遺跡で使い魔となった。

●頭の回転が速い。機転も利く。

●ロンメルを特に敵視している。

●基本的に魔法は使えない。
 だが、ロンメルとの対決では
 光系の高位魔法を使った。
 これは『ラーニング』という
 特殊能力によるもの。

●ラーニングは見た技や魔法を
 コピーすることが出来る能力。
 ただし、一度にコピーできるのは
 ひとつだけ。

●ラーニングを使用するには
 生命力を消費する。
 そのため、多用は出来ない。

●アンカーを旅立つ際、
 正式に仲間に加わった。
 トーヤがリーダーをしている
 遊撃グループにも引き続き所属。
 
 

ロンメル

名前:ロンメル
職業:トーヤの使い魔
種族:真祖のヴァンパイア
性別と年齢:男/
 数百歳以上
 (外見は20歳くらい)

 
●真祖のヴァンパイアで、
 従えているヴァンパイアも多い。

●誰かを指名する時に指を差すクセがある。

●トーヤのことを女の子と勘違いしていた。
 本来は女性の血しか吸わないという
 ポリシーがあるが、
 トーヤの血を吸ってしまったのは
 それが理由。

●トーヤの血の味が気に入り、
 血の提供を対価にトーヤの従者となった。
 トーヤがリーダーをしている
 遊撃グループにも引き続き所属。

●帰らずの遺跡にいたのは暇つぶしのため。
 その期間は数百年以上!

●銀の弾や光系魔法の攻撃でも倒せない。
 しかもトロル以上の自己治癒能力がある。

●基本的に不死身。

●動きも素速い。

●簡単な火の魔法を使える。
 魔法や魔術契約に関する知識も豊富。

●流水が苦手ではないと言っているが
 その真実は……。
 
 

セーラ

名前:セーラ・コルネ
職業:武器職人
種族:魔族(元・平民)
性別と年齢:女/283歳
 (外見は16歳くらい)

 
●名工ムラサの孫で、自身も武器職人。
 『ケトル商店』という店を経営している。
 武器以外にも様々な道具の制作や
 刃物研ぎもやっている。

●武器職人としての腕は
 すでに師匠であるムラサを越えている。
 魔界各地にも名が知れ渡っている。
 ただし、持ち主の潜在的な力を
 引き出す技だけは適わないらしい。

●武器や機械のことになると
 周りが見えなくなることがある。
 ただ、普段は洞察力や観察力に
 優れている。
 ギーマが仮病であることも見抜いた。

●陸走船の冷凍装置の修理などもできる。
 機械に関しても詳しいようだ。
 ガイネの技術も継承しようとしている。

●様々な知識が豊富。保有アイテムも豊富。
 そのおかげでトーヤたちが
 助けられることもよくある。

●王都の商人ギルドの組合員。
 組合員証は魔界の全ての町の
 商人ギルドで有効。

●商人としてのレベルも高い。
 知識や経験が豊富で、
 一流の商人であるマイルとも
 対等に駆け引きができる。

●戦闘では接近戦が得意で、
 魔法はあまり使えない。
 武器はバトルアックスを使う。
 鍛冶をするせいか、
 見た目以上に腕力があるようだ。

●バトルアックスを高速で振り回すことで、
 小さな竜巻を生み出す技を使える。

●趣味は読書。

●たまにボケる。
 天然と意図的の両方のパターンがある。
 ノリは良い方。

●本音を包み隠さず喋る。
 思い切りの良いところもあり、
 決断したらすぐ行動に移す。
 それゆえにヤバイこともやりかねない。

●職人だからなのか、直感に優れている。
 機転も利く。

●狡猾なサキュバスに対しても
 その直感と駆け引きのうまさで撃退した。

●フォーチュンの性能を
 確かめたいという理由で、
 トーヤたちの旅に加わった。

●船酔いをする体質らしい。
 
 

アポロ

名前:アポロ
職業:魔術師/盗賊
種族:魔族(元・平民)
性別と年齢:男/不詳
 (外見は17歳くらい)

 
●自称『魔界最高の魔術師』で、
 あらゆる系統の魔法が使えるらしい。
 本来であれば魔族には使えないはずの
 破邪魔法も操る。

●破邪魔法の最高位
 『破魔爆裂陣』を使える。
 破邪魔法は対魔族用に
 特化した系統の魔法で、
 魔族が使う魔法に対しても優位性がある。

●魔法容量が小さいため、
 魔法を連続では使えない。
 そこそこインターバルも必要。

●腹痛の演技をしてトーヤに近付き、
 財布を盗もうとした。
 だが、カレンに見破られて未遂に終わる。

●どこか抜けている。憎めない性格。

●プレプレ村の一件ののち、
 トーヤとは親友同士に。

●盗人から足を洗うことを
 トーヤと約束した。
 男同士の約束は破らないとのこと。

●ユリアとは同郷の幼なじみ同士。
 旅の目的は今のところ不明。

●ユリアには頭が上がらないようだが……。 
 
●ユリアを助けてくれたトーヤたちに
 御礼として『滴りの石』を手渡した。
 滴りの石は砂漠地帯では
 非常に価値が高い。

●ガイネの小屋に駆けつけ、
 トーヤを助けた。
 
●旅の途中でタックと出会ったらしい。
 経緯などは不明。

●トーヤがリーダーをしている
 遊撃グループに加わる。
 
 

ユリア

名前:ユリア
職業:魔術師/盗賊
種族:魔族(元・平民)
性別と年齢:女/不詳
 (外見は16歳くらい)

 
●ゴーレムを操る魔法が得意。
 数体を同時に扱える魔法容量もある。

●戦況を冷静に判断する能力がある。

●アポロとは同郷の幼なじみ同士。
 旅の目的は今のところ不明。

●体はすっかり回復し、
 トーヤがリーダーをしている
 遊撃グループに加わる。

●旅の途中でタックと出会ったらしい。
 経緯は不明。
 
 

アレス

名前:アレス
職業:勇者
種族:人間
性別と年齢:男/15歳

 
●約300年前、魔王ミュラーを倒して
 世界を救った勇者アレクの末裔。
 そして1年前、仲間たちとともに
 魔王ノーサスを倒した。

●現在、ノーサスとは和解している。

●トーヤとは親友同士。
 
●昔から争いごとが嫌いだったため、
 戦うこととは無縁に育った。

●シーラに回復魔法を習い、
 簡単な傷なら治せるようになった。

●復活した魔王によって
 世界が危機に瀕しているため、
 周囲に押し切られる形で
 勇者として旅立つことになってしまった。

●本人は戦いが嫌いなため、
 当初は冒険に出たくないと思っていた。

●タックに『勇者失格』と
 言われたことにより、
 勇者の血をひいているという誇りが
 心の奥底にあったのだと気付く。
 それ以降は立派な勇者になろうと決意。
 ついに真の勇者へと成長する。

●周囲に気を遣う性格で、遠慮しがち。
 心は優しく、殺生を嫌う。
 普通の人間にはない純粋さがあるらしい。

●信念を曲げない強い意志を
 持つようになった。
 精神面も成長し続けている。

●念じると動物やモンスターなどと
 争いを回避できる特殊能力がある。

●力は生物の本能に働きかけるものであり、
 知能の高い種族の場合は
 無意識のうちに戦意を喪失してしまう。
 大抵の生物に対して有効。
 同じ力を持つ相手には効果が薄い。

●力を使いすぎると、
 反動で身体に負担がかかる。
 相手が強力なほど命を削ってしまう。
 ただし、
 シーラの力を借りると負担は軽減される。

●様々な魔法薬を作る技術を持っている。

●色恋沙汰には鈍感だったが、
 シーラに想いを打ち明け
 恋人同士となった。

●幼いころに両親が他界し、
 村長が親代わり。
 村のお姉さんたちに
 面倒を看てもらっていた。
 そのため、
 女の子向けの遊びも知っている。

●ウェンディのお墓を作ってくれたサララに
 感謝を伝えるため、
 シーラとともに魔界へ旅に出た。
 その途中でタックと再会したらしい。

●平界では『心優しき勇者』『不戦勇者』
 『純真勇者』などと呼ばれている。
 
 

タック

名前:タック
 (デタックル)
職業:賢者/召喚術師
種族:エルフ族
性別と年齢:男/
 400歳くらい
 (外見は13歳くらい)

 
●アレスとともに魔王を倒した仲間の1人。

●伝説の勇者アレクの旅にも同行した。
 聖騎士ランス、拳聖ユース、
 大神官フェン、魔術師ルーンは仲間同士。

●素速い身のこなしで敵を翻弄する戦い方。
 召喚魔法を中心に様々な魔法を操る。
 ただし、魔法容量にやや難あり。

●様々な知識が豊富で、機転も利く。
 
●エルフ族の能力(夜目など)も
 持っている。
 そこそこ強い。
 武器は小弓とナイフを使う。

●相変わらず、レインに振り回されている。
 ただ、仲は良い。

●魔界と平界を行き来することが多い。
 連絡役的な仕事をしている。

●本名はデタックルだが、
 周りに身分がバレないように
 タックと呼ばせている。

●常闇の森ではトレント族の魔樹と会話。
 何か気になる話を聞いたらしいが……。

●王都でトーヤたちと別れたあと、
 なぜか各地を旅していたらしい。
 その途中でアポロたちやアレスたちと
 出会った。

●タックがなぜ旅をしていたのかは
 今のところ不明。
 ただ、何かがありそうな予感も。
 
 

デリン

名前:デリン
職業:王国軍総司令
種族:魔族(元・特民)
性別と年齢:男/不詳
 (外見は25歳くらい)

 
●前魔王時代は四天王だった。
 その後、アレスの仲間となって
 ともに魔王を倒した。

●ミューリエに頼まれ、
 現在は王国軍総司令をしている。
 忙しいがやりがいはあるとのこと。

●強力な攻撃魔法を操る。
 格闘術もあるっぽい。
 武器は剣を使う。

●アレスは今でも特別な存在。

●トーヤの後見人をしている。
 マメに面倒を見ているようだ。

●使い魔のサララを破門したが、
 それは彼女の将来を案じてのこと。
 現在は再び使い魔として認めている。

●ナリアとは顔見知り。
 
 

レイン

名前:レイン
職業:魔法使い/
 女王の相談役
種族:人間
性別と年齢:女/18歳

 
●アレスとともに魔王を倒した仲間の1人。

●伝説の勇者アレクとともに魔王を倒した
 魔術師ルーンの末裔(分家筋)。
 クリスとは遠い親戚にあたる。

●様々な魔法を操る。
 中でも探し物を見つける魔法が得意。
 それによって関連した未来が
 見えてしまうことも。
 
●対魔族用の『魔法剣』が奥の手。
 この魔法は扱いがデリケートなため、
 影響を与える金属製の武器は使わない。

●かつては『デモンキラー』の異名を持ち、
 魔族を片っ端に滅していた。
 その事実を知る一部の魔族は、
 デリン以上に彼女を恐れているらしい。

●クレアと親しくなったことがきっかけで、
 現在はミューリエの相談役として
 王城で忙しく働いている。

●一国の王であるクリスを通じ、
 魔界と平界(人間界)の
 仲立ちも務めている。

●タックとは仲が良い。
 からかって遊ぶことも多いが……。
 
 

ミューリエ

名前:ミューリエ
職業:魔界の女王/
 元・魔王
種族:自然の摂理に
 反した存在
性別と年齢:女/
 300歳以上
 (外見は18歳くらい)

 
●300年前に魔王として
 君臨していた存在の生まれ変わり。
 勇者アレクとその末裔の
 勇者アレスによって
 現在の姿に落ち着いている。

●魔法や剣の腕は超一流。
 魔族の中で彼女に勝てる者は
 今のところいない。

●魔王ノーサスを倒した今、
 魔族を束ねる女王として即位した。
 ほとんどの魔族は彼女に従っている。

●身分制度の撤廃など、
 よりよい世界にするため奔走している。
 ただし、それに反感を持っている魔族も
 いるようだ。

●ギーマとは旧知の仲。
 トーヤに弟子入りを勧めた。

●独自のブレンド茶を楽しむのが趣味。

●様々な過去と業を背負っている。
 それゆえに思い悩むことも。
 
 

クレア

名前:クレア
職業:女王の秘書/
 女王の使い魔
種族:魔族(元・特民)
性別と年齢:女/不詳
 (外見は18歳くらい)

 
●ミューリエの使い魔。
 現在は秘書として
 公務に深く関わっている。
 王国を支えている1人。

●病呪で苦しんでいた。
 その治療に使う薬の材料を
 手に入れるためトーヤたちは奔走した。

●転移魔法でアレスの仲間を
 多数救っている。
 縁の下の力持ち的存在。

●ギーマとは気心が知れた仲のようだ。

●なんでもズケズケと言う性格。
 ちょっと乱暴な一面も。

●トーヤがリーダーをしている
 遊撃グループに加わる。
 
 

シーラ

名前:シーラ
職業:巫女
種族:人間
性別と年齢:女/15歳

 
●アレスとともに魔王を倒した仲間の1人。

●ウェンディ(審判者)に
 代々仕える家系の巫女。
 回復魔法や防御魔法が得意。

●アレスの力を補助する能力が覚醒した。
 詳細は不明だが、
 彼の体への負担を軽減できるようだ。

●リパトの町でアレスとタックに出会い、
 ウェンディのための魔法薬を
 安く譲ってもらった。
 その時からアレスのことが
 気になっている。

●何度もアレスの優しさに触れ、
 さらにデリンの攻撃から
 庇ってもらったことで
 彼への想いはより強くなった。

●芯は強いがちょっと泣き虫。

●思うことがあっても
 すぐには口を出さないが、
 状況によってはハッキリと言う。

●アレスと想いが通じ合い、恋人同士に。

●勘が鋭い。
 それゆえに複雑な想いに悩むことも。

●タックほどではないが、船酔いをする。

●ウェンディのお墓を作ってくれた
 サララに感謝を伝えるため、
 アレスとともに魔界へ旅に出た。
 その途中でタックと再会したらしい。

●最近は魔法力が不安定になることが多い。
 
 

ビセット

名前:ビセット
職業:武術家
種族:人間
性別と年齢:男/不詳
 (外見は20歳くらい)

 
●アレスとともに魔王を倒した仲間の1人。
 
●格闘術が得意。
 無駄な動きを排除し、
 一撃必殺の技を繰り出す。
 その実力はミューリエも一目置くほど。

●性格が少し変わっている。
 頭は切れるようだ。

●アレスやタック、トーヤのことを
 気に入っている。
 一方、女性にはあまり興味がないらしい。

●隙あらばアレスたちと
 過剰なスキンシップをとろうとする。
 トーヤもそれは苦手。

●掴みどころのない性格と存在。
 
 

エレノア

名前:エレノア
職業:翼人族騎士団長
種族:翼人族
性別と年齢:女/19歳

 
●アレスとともに魔王を倒した仲間の1人。

●翼人族騎士団長をしている。
 一族の中でも最強との呼び声が高い。
 
●武器はショートソード。
 戦闘能力はそこそこ高い。
 空を飛び回りながらの攻撃は驚異的。

●風斬剣という技を使う。連撃も可能。

●風系の攻撃魔法が使える。
 俊敏性を高める補助魔法も使う。
 
 

クリス

名前:クリス
職業:グラドニア公国
 国王/魔術師
種族:人間
性別と年齢:女/16歳

 
●アレスとともに魔王を倒した仲間の1人。

●魔術師ルーンの末裔で、
 グラドニア公国の国王をしている。
 両親はすでに他界。

●カリスマがあり、家臣たちの信頼も厚い。

●転移魔法など高度な魔法を使える。
 魔法容量も大きく、デリンより上らしい。

●デリンとは特に気が合わない。
 ちょっとしたことですぐケンカをする。

●実は女の子なのだが、
 ボーイッシュな外見や
 一人称が『ボク』のため、
 アレスは男の子だと思い込んでいた。

●ミューリエに対して上に立つ者の道を
 指し示した。

●アレスに対して密かに想いを寄せている。
 
 

ミリー

名前:ミリー
職業:剣士
種族:人間
性別と年齢:女/17歳

 
●アレスとともに魔王を倒した仲間の1人。

●王国主催の武術大会でかなりいい線まで
 勝ち残ったという強者。

●明るいお姉さんタイプ。
 以前は冷たくて意地の悪い性格だったが、
 正式にアレスの仲間となってからは
 温かで真っ直ぐな性格となった。

●剣の腕はまだ発展途上だが、
 素質はあるらしい。
 成長すれば
 聖騎士ランスを越えるとのこと。
 
 

ティアナ

名前:ティアナ
職業:医師/薬草師
種族:ドラゴンマスター
性別と年齢:女/不明
 (外見は15歳くらい)

 
●ギーマの一番弟子。
 薬草師としてのレベルは高い。

●伝説とされている
 ドラゴンマスターの生き残り。
 その能力にドラゴン族は逆らえない。

●タフな肉体と回復力を持つ。
 激しい拷問に耐えられたのはそれが理由。

●魔法も扱えるが、物理攻撃の方が得意。

●仕事には真摯な姿勢で臨む。
 そのため、素人に対しては
 キツイ口調になることも。
 
 

ブラック

名前:ブラック
職業:神使
種族:ドラゴン族
 (ブラックドラゴン)
性別と年齢:どちらも不明

 
●侵さざるべき土地で
 平界と魔界を繋ぐゲートを守護している。

●気性が荒く人間に敵対的。
 だが、それは人間の心が汚れており、
 敵意ありと見なしてしまうから。

●アレスの力と同じ力を持つ。
 ただし、魔界でないと効果は出ない。

●ブラックドラゴンは魔界の種族。
 人間界で生まれたドラゴンと比べて
 桁違いに強いのはそのため。

●炎のブレスや打撃攻撃は驚異的。

●アレスとしばらく行動をともにしていた。
 その時に人間の形態に変身した。
 いつでも元の姿に戻れる。
 
 

ノーサス

名前:ノーサス
職業:女王の使い魔/
 元・魔王
種族:魔族(元・特民)
性別と年齢:男/不詳
 (外見は16歳くらい)

 
●封印されていた魔王の力を復活させ、
 自らに取り込んで魔王となった。
 元々は魔王の四天王の1人。

●前魔王であるミューリエに対しての
 コンプレックスがある。
 ただし、それは憧れにも似た
 感情の表われでもある。

●圧倒的な強さだったが、
 アレスの勇気と力に敗北。
 さらにミューリエたちによって
 結界の中に封じ込められた。
 
●アレスに敗北した後は
 ミューリエ預かりとなっていた。
 ただ、緊急事態を打開するため、
 ミューリエは再びノーサスを
 部下にすることを決意。
 彼はそれを受け入れた。

●アレスとは和解している。
 
 

ナリア

名前:ナリア
職業:ノーサスの部下
種族:魔族(元・特民)
性別と年齢:女/不詳
 (外見は17歳くらい)

 
●ノーサス親衛隊だった
 シャノンの使い魔。
 先の戦いでシャノンが滅されて以降は
 ノーサスの部下となった。

●ノーサスの使い魔ではないが、
 絶対の忠誠を誓っている。

●デリンやサララとは
 以前から面識がある。

●ミューリエの陪臣という立場。
 
 

ギーマの小屋 ~ 王都【第146幕~第157幕】

facebook twitter
pagetop