ぎょーた

番長、ここ暗くて狭くてじめじめしていて本当に嫌なんですけど

デモン

文句をいうな、この先は城に繋がってるんだ、だからお宝の為に我慢しろ

デモン

必ずお宝を盗み出して経丸様にプロポーズするんだから。

デモン

いってぇー、っすみません。

士郎

こちらこそ。

デモン

あれ、どっかで聞いたことある声だな。

士郎、何止まってるの。

デモン

あ、お前士郎か。

士郎

誰だおまえは

2人は暗くてお互いの顔は見えてない。

デモン

おい、いつものセリフやるぞ。

ぎゅーた

えーここ狭いじゃないですか、やめましょうよ。

デモン

いいから、早く。

ぎゅーた

風のように速い、弟、風神、ぎゅーた

ぎょーた

雷のように光り輝く、兄、雷神、ぎょーた

デモン

天からこの世を支配する。天神にして長作の番長。デモン

デモン

3人合わせて、

士郎

バカ番長、今お前らの相手してる暇ないわ。

デモン

なんだと。この野郎。

番長は士郎に襲いかかろうとした。

士郎

やめろよバカ、今それどころじゃねえんだよ殿達ピンチなんだよ

デモン

経丸様が!!

士郎

そうだ、だからどけお前ら。

デモン

今から作戦を変更する、我ら士郎に助太刀致す。

士郎

デモン。

デモン

士郎早く行くぞ。

士郎

おう。

士郎達は急いで経丸達のところに向かった。

経丸達は結構逃げていて一休みをしていた。

ひの

なぜ私を助けるのですか?

稲荷

困ってそうだから、もっと人を頼りなよ、心の扉を開いてごらん外は広いよ。

稲荷はひのを抱きしめた。

ひのは生まれて初めて人の温もりを感じた。

その頃士郎達は長い抜け穴をぬけた。

士郎

うわぁーやっと抜けたぜ。

士郎、伸びしてる暇ないよ。殿達を探さなきゃ。

デモン

おい、こっちから殿の匂いがするぞ。

えっなんでわかるの、、

士郎

こいつ相当な変態だ。

デモン

なんだと、じゃお前らはついてくんなよ。

士郎

仕方ない根拠はないがあてになりそうだからついて行ってやるか。

デモン

別について来なくていいって。

士郎

うるせぇ!早く案内しろ。

経丸達の匂いを辿っていく天神に、士郎達はついて行った。

デモン

あれ経丸様達ではないか。

士郎

皆ー

士郎は走って行った。

経丸

士郎!!心配したんだぞ、よかったぁ。

経丸は士郎を抱きしめた。

士郎はやっと生きた心地がした。

片倉

小鹿殿、大変な役をやらせてしまい申し訳ございませんでした。

片倉さん、士郎を助けるのは私の役目ですから、私がやって当たり前です。

経丸

しかしよくここがわかったな。

ぎょーた

それは我らの番長のおかげでございます。

士郎

こいつ気持ち悪いんだよ。殿のにお、

士郎は天神にぶん殴られた。

士郎

なにすんだ。

士郎、今のはあなたが悪い。

士郎

えーーー

いきなり経丸達は霜河達に囲まれた。
霜河達は先回りして経丸達の様子を見ていたのであった。

数の違いに

片倉

もはや全員が逃げるのは不可能。

片倉

殿。殿だけでもお逃げください。

経丸

そんなことできるか。

経丸が敵に斬りこんで行こうとしたその時、
いきなり敵陣に弓矢が飛んだ。

霜河

何者だ。

霜河は叫んだ。

その弓矢の方向を皆がみた。

そしてそこに綺麗な毛並みをした白い馬に乗っている人をみて

経丸

あー

果たしてその人物は誰なのか次回に続く。

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