隆斗の返事を待たずして、俺は隆斗の影めがけて1・2・3・4・5・6
河村の時と同じだけDead Shadowを垂らした。
隆斗!今日は一人?
おっ、優介!香織がオレンジジュース買ってきてくれって、うるさいんだよな
そうなんだ、香織は相変わらずだな!
まぁいいんだけどな
香織と最近仲良くしてる?
隆斗の返事を待たずして、俺は隆斗の影めがけて1・2・3・4・5・6
河村の時と同じだけDead Shadowを垂らした。
隆斗、お前は邪魔なんだよ
ん?!どした?
小声で呟いた俺の顔を不思議そうな顔で覗き込む。
隆斗は、昔から邪魔だったんだよ。お前は俺の世界を作るのに不要なんだよ
そして、あの時と同様に瞬き一つの間に隆斗は消えた。
俺の世界を作るのには、あいつは邪魔だった。
心の奥がスッとしたのと同時に罪悪感が湧いてきた。
俺は悪くない。
俺の邪魔をしていた隆斗が悪いんだ。
幼馴染を消した罪悪感をかき消す様に、自分の能へ何度も訴えかけた。
しばらくすると、罪悪感が全くと言っていいほど無くなっていた。
150円になります
お釣りは要らないので・・・
俺は一万円を出した。
店員は唖然と立ち尽くしている。
欲しいモノを手に入れるのに一万円なんて安い。
俺は、オレンジジュースを持ってコンビニを後にする。
ガチャ
香織、お待たせ
あれ?優介どうしたの?今日来るとか言ってたっけ?
香織が不思議そうな顔でこっちを見ている。
香織がオレンジジュース買ってきてって言ったんだろ?
そーだっけ?まぁちょうどジュース欲しかったからいっか
俺は、どうにかその場をごまかして香織の部屋に入った。
何年ぶりに香織の家に入ったんだろう。
何歳になっても香織の部屋は片付いていない。
けどそんな事は関係ない。
初恋の相手を手に入れるんだ。
邪魔モノは、もういない。
Dead Shadowは最高だ。