日が傾き始めた頃に、あるビルの前まで足を運ぶ。
元職場の上司が許せなかった。
そいつは、新人の中で評判の良かった俺を毛嫌いし、同僚や先輩にありもしない噂まで流した。
挙げ句の果てには、俺のデスクの上にゴミを捨てに来る始末。
その後俺は、上司にそのことについて問い詰めた。
が上司に「キミが邪魔だから仕方ないじゃん」と言いわれ、腹を立てた俺は言い返し口論に至った。
それから一週間もしないうちに辞表届を提出。
嫌な記憶だ。
あんな上司がいなければ、今頃俺はどんな生活をしていたんだろう。
間違い無く今より良い生活ができていただろう。