この話には
残虐な表現があります。


苦手な方は
我慢して読むかw
覚悟して読んで下さいww

要は折角ここまで
こられたので
読んでやって下さい。
お願いします。
頼んます。

 ――平日の昼頃。

うん? 何や?

 家に居るワイフの耳に、外から聞き慣れぬ音が聞こえてきた。

 まぁ、大丈夫だろうと思って家事をしていたが、その音は鳴り止まなかった。人は日常で滅多な事は起こらないだろうと思っている。ワイフもその内の一人だった。しかし、それが起こってしまうのも日常なのだ。

 ふとワイフは思い出す。さっき家の前に自動車が駐車しているエンジン音が聞こえた事を……。

 未だに鳴り止まないその音が徐々に不安になり、確認しに窓際へ向かった。

コソーリ。

 窓を少し開けると、音がより鮮明に聴こえてくる。自動車はどうやら軽トラックのようだ。

 これは尋常ではない。

 正体不明の不快音は、何かを叩き潰すような音も響かせている。良い悪いなんて言い切れぬものだが、気持ちの良い音ではないのは確かだ。しかもどうやらこの不快音は、その軽トラックの中から聞こえてきているのだ。

え!?
何? こわっ……。

 恐怖心が湧き出してくる。可能ならば関わり合いたくないものだが、音が鳴っているのは家の前。幾重にも交錯する思考が出した答えは、確認する事。それに好奇心がないわけでもないのだ。

ええっ!
何で!?

 車の中にはナンチャイが居た。

 仕事に行っているはずなのに、こんなところで何をしているんだろう……。外側に背中を向け車内で何かしているみたいだ。

何してんの?
仕事はどぉしたん?

 少し安心するワイフ。そしてナンチャイが居る車の中を覗いた。

車内に広がるは
ドス黒い血!

そして肉片!!

ナンチャイの手で
バラバラに
解体されていたのは
先日就任したばかりの
町内会長だった。

な、何なん?
あ、あんた……

な、
何やってんの!
車が汚れる
やないのー!

っていう夢見てん。
おもろいやろ。

ナンチャイ

なんちゅー夢見てんねん!
何で町内会長ミンチにせな
アカンのじゃあ!!

ナンチャイ

しかも車汚れるとか
言ってる場合ちゃうし。

ナンチャイ

マイカーですらないしな……。

あはははは。
せやねん。

ナンチャイ

ん?

何?

ナンチャイ

もしかして
その新任の町内会長に
恨みでもあんの?

んん?

あー、恨みどころか
喋ったこともないで。
一切、関わりなしや。

 だ、そうです…………。

第十一話 『不審な物音』

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