どうも、ふぁんたぽんです。
こちらまで読んでいただけるとは非常に光栄なことです。誠にありがとうございます。
今回は、大きく分けて三つのこと
 ①宗教とは
 ②日本における宗教観とこの作品における宗教観の一端
 ③ストーリー展開と作成の苦悩
について私の考えを述べてます。

まだ、作品には登場していませんが私が主人公です。第0話にて、死にかけている患者でした。そして、作者の怠慢によりまだ名前はありません。

まだ名前がないのは、設定変更が必要になったためです。その原因は…妹のキャラ絵の魅力です!(半分本当。)

えへへ~

  まあ、正直なところ、妹らしい絵の中で「涙の表情」の差分のある絵はこれしかなかったのです。とはいっても、結局は設定を揺るがすほど絵自体が素晴らしいという単純な理由です。

  そして、設定で変更になった部分というのは兄と妹の年齢差です。当初は2歳差でしたが、5歳差設定にしました。
さらに、「妹はいつもは少し生意気」だけど「兄妹仲良しである」という設定が確定しました。

こんなかわいい妹を嫌いになるわけがない。

・・・

①宗教とは

(あくまで個人的な所見です。)

  一言に宗教といっても、その種類は果てしないものです。日本人の大半が信仰する仏教でさえ(無宗教・無神論者が多いのでこの表現は語弊があるかもしれません…)宗派はいくつもあるし、インド仏教・チベット仏教・中国仏教・韓国仏教・日本仏教、数え上げてもきりがありません。神道でさえ、把握しきれないほどの神が存在します。また、中国の道教思想からの流れを汲む陰陽道も様々な側面を持ちます。

  しかし、それら受け入れ、曖昧な中に秩序を持たせ体系立ててまとめる…日本人の気質というのは、寛容・器用・マメと表現してもいいのではないでしょうか。

  世界には様々な宗教がありますが、一言でいえば宗教の根本的な機能は「死に方から生き方を考えさせる。」ということに尽きます。

  死後観として、地獄・天国(極楽)、そして輪廻転生などがありますが、そこでの処遇が生前の行いで定められることは、各宗教において共通で、まさに先ほど述べたことの好例であるといえます。

  面白いのは、そういった異界の存在をどこかこころの片隅で「あってほしい」「あるんじゃないか」と科学の発展した今日であっても、多くの人が思っているところです。
  第0話も、科学の象徴として「医学」つまり病院を舞台にした理由もそこにあります。科学から見て「異様なもの」それが、このお話のメインテーマなのです。

②日本における宗教観とこの作品における宗教観の一端

  宗教と政治というものは、歴史を紐解いていくとその関係が密接なことは明らかです。しかし、日本の面白いところは、仏教と神道が共存しているという点でしょう。

  国民のほとんどは仏教徒ですが、神道とゆかりのある天皇制は未だに存在し日本の象徴でもあります。そして、多くの日本人が尊敬してやまない存在です。

  なぜこのようなことになったのかというと、仏教・神道ともに政治の道具にしようという流れがあったためです。

  仏教は、伝来時にあった各地の独自の宗教(氏神信仰等に代表される土着宗教)を排斥するのではなく、飲み込む形で広がっていきました。スライム・モンスターみたいに!
  仏教においては、インドの神々(ヒンドゥー教やインドの土着宗教の神)が多く組み込まれており、有名な阿修羅像の阿修羅、上杉謙信が自身をその化身だとした毘沙門天(多聞天)や、大黒様としてしられる大黒天、足の速さを形容するのに使われる韋駄天なども、全てがそういった神の仏教への流入であるとされます。
  組み入れる手法としては、土着の神を仏教における上記のような存在と「同一視する」「化身だとする」「使役する存在と考える」などがあります。

  しかし、全く違うものをこじつけるのには限界があります。多くはある程度筋が通っていますが、矛盾していたり、あいまいだったり、複数の説があったり…と結局のところよくわかりません。

  「結局のところよくわからない。」というところがポイントで、当然こういった神や仏、そういった存在を見たことがある人物はいない(あるいは『あまりにも多くいる』)ので、まとまらない。

  それが、筆者である私の持論を展開する余地を生んでいます。この物語においての世界観を作っていく中で、矛盾がなくなるように様々な思想や説を取捨選択し、整合性を高めていきます。
  しかし、おおむね神道や陰陽道を中心とした核に仏教およびその他宗教エッセンスを加えていくことになると思いますので、今後の展開をお楽しみに。

  聖徳太子の頃の仏教は、その教え自体だけでなく神社仏閣・仏像の作り方を含む様々な知識・技能が付随していました。政治の組織体制の構築や庶民の教養の強化etc…国造りに必要なすべてを仏教というツールによって進めることができたのです。一言でいえば、大陸が製造元の「国造りスターターパック」みたいなものだったのです。

  仏教はその伝播から千年近くをかけて日本の様々な宗教と結びついていきました。「神宮寺」などはまさにハイブリッドな宗教施設ですね。こういった流れが、神仏習合です。

  それに対し、神仏分離という流れがあります。これは明治新政府が政府発足初期に行った取り組みで、簡単に言えば神道国教化運動です。キリスト教を排斥し、仏教の力を抑え込み、各地の有象無象のわけのわからない土着宗教(この中には陰陽道も含まれていた)を一掃し、日本という国の近代化を図ったわけです。神道の勢力を強大にすることで日本をまとめるという意図もあったようです。
  これは、良い意味でも、悪い意味でも、一般人が天皇を崇拝するきっかけになったといえます。むしろ、庶民はそれまで天皇という存在とそれが何を象徴しているかをほとんど知らなかったのですから。

③ストーリー展開とストーリー作成の苦悩

  やっと第一話で主人公登場となります。先ほども述べたように、序盤からストーリー設定が変わったので、苦労しますがなるべく早くアップします。私自身もアップするのが楽しみです。

  それにしても、ストリエの形式でストーリーをアップするのは非常に難しいですね。いろんな演出やイラスト、間の置き方や効果のかけ方でさえ、見たところ作者により千差万別です。非常に頭を悩ませています。
  自分の今後の展開に影響を与えないよう他作者の作品の内容は見ないようにはしていますが、演出は参考にさせてもらっています。うまい方は本当にドラマティックです。

  気づいたのですが、私の作品はやや文字多めですね。イラスト等で効果的に表現できていれば改めて言葉にする必要はないと思うんですが、蛇足と分かっていてもツイツイ文字情報が増えてしまいます。
 そして、第0話ですが、内容を5回ぐらい修正しています。初投稿時と結構変わったと思います。ごめんなさい。(タイトルも若干変えたなんて言えない…)

一読いただきありがとうございました。様々な意見もコメントで頂けたらと思います。それでは!

第0話「日本の宗教観に関する所見」等

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