残念ながら

察し通り、今回も何も起こらない

実はもうこのオハナシも終結が近いらしい。
果たして推理の材料は揃ってるのか……

まあ、内容が皆無ってのもあれだからな

適当な思考クイズでも載せとくか
5分で考えたが文句は受け付けない

ただいま戻りました

……?

よう、遅かったな
タルトは全部片付けておいたぜ?

……タルトが食べられないので紅茶を入れ替えるように、とお聞きしましたが

お前は食わないんだからいいだろう?

紅茶を淹れるのに使ったエネルギーが無駄に消費された事実をお忘れです

いいや、今から飲むぜ? オイシクな

……

さて、本題に入ろうぜ?

……はい

――DAY 3――

さて、3日目午後、「彼の魔術」からだ

議論しているだけなので2話ほど飛ばしてます

さて、セミョーンは調査に適した呪文を知っているようだな

あれだけ知ってりゃもう既にいろいろ感づいてそうなもんだが……

分かっていて黙っている可能性もありますね

僕には、セミョーンは慎重な性格に感じ取れました

石橋を見たら川を確認して、崩落しても自分で泳げると判断してから渡るタイプです

……そのタイプは初めて聞くな

……話が逸れましたね。

去り際、セミョーンはファイーナに何か「怒られても仕方ないこと」を頼んでいたようです

ただの人間のファイーナに頼めることと言えば限られているでしょうが……

さて、その夜アダムスキーが何やら調合していたな

[Powder of Ibn Ghazi]

この魔術品の材料については何通りかあるようですが、一つの調合を発見したことと言い、アルセニーという男、やはり只者ではないようです

効果は、「霊や不可視の存在を、10回拍動する間だけ具現化させる」

アダムスキーが「こんなものを作りたくはなかった」みたいなことを言っていたのは、この粉の用途からして、死人が出てることを前提としてるからだな

なんだ、アダムスキーもイリヤの妹は「死んだ」つもりでいるんじゃないのか?

そうかもしれませんね

あくまでアダムスキーは、それについては言ってませんから……

――DAY 4――

4日目、この日に早朝から動いたのはセミョーンだ。
ファイーナに頼まれた犬の死体を埋めに、墓地へ行っていた

墓地は樹海からの道の途中が分岐した先にあるのでしたね

ついでに、今後頻繁に出てくるアルセニーの墓もそこにあったな

小路から本道に出てきたセミョーンはイリヤと会います。
イリヤは墓地に続く道を知らなかったと言っていましたね

こんな道があったんですね

お前が知らないとは思わなかったぜ

その後、セミョーンはイリヤと共にいたようだな。
アルセニー関連の話の前にそこを見よう

はい。昼に森小屋で話していた二人は、成果も得られないまま、アダムスキーが樹海への道を通ったのを見逃します

もし見ていても、窓から見えない範囲を通ればたやすく目撃されずに通れたようですが……

おいおい、今までのイリヤの張り込みは何だったんだよ?
こんなザルじゃ、「誰も通ってない」なんて言葉信用できないぞ

ですから、彼のその言葉は信用してはいけないのです

仮にも主人公? 格に向かって、言い切るな……

まあいい。
その後だ

イリヤに聞かれたセミョーンは、神話の話を初めてまともにした。
そして、呪文の話もしたわけだが、ここで鏡の魔術が発動した

これは本来、術者からの警告を相手の鏡に映し出す魔術でしたが……

イリヤは、セミョーンの魔術的な調査の結果が出たかのように伝えられていましたね

セミョーンは嘘を吐いたのでしょうか?

あの男が「慎重」だからこそ、じゃないのか?

「この町で最近残虐な魔術が使われている」

っていうのも、細部をだいぶぼかして話してるだろ

残酷表現を恐れずに言いますと、

哺乳動物の血を要求したり大量の死体を要求したり拷問の末に殺した死体を要求する魔術っていっぱいありますよね

いまさら言うのもなんだが残酷表現が苦手な奴は今後の展開ヤバいかもしれないから逃げろ

しかし、「もうリーリヤが死んでいる可能性がある」と聞いた時のイリヤの反応めちゃくちゃだな
嗤っちまったぜ

「中途半端に期待を持たせるな」?

「なぜ今言うのか」?

いつ聞いたって事実は変わらねぇだろ

てめぇの希望とか一切関係ねぇ
本気で妹助ける気あんのか?
最悪の事態になったときそれを知りたくないだけなら耳塞いどけよ

……女王様、話が進みません

セミョーンは「もっと早くに言うべきだった」と言っていますから、リーリヤが死んでいる可能性はかなり前から感じていたのでしょうね

まあ、仕切り直すとして。
次はアルセニーという男を追いながら、少し見てみようか

たまたま会話のついでに出てきた男アルセニーですが、その後2つのことが起きます

ヤロスラフの斧が無くなり、
アルセニーの墓が壊されていた

ヤロスラフ(スラーヴァ)

……

宿屋シャルロッタ(ロッタ)

シャルロッタが、少し前に息子、つまりアルセニーに会ったと打ち明けた

アイラト(ラートカ)

……

そのことを聞いてビビった二人が酒場で愚痴りつつ酔っぱらうわけだ

そこで二人が言い出したのが、「失踪事件は生き返ったアルセニーが起こしている」という考え

その後にセミョーンが現れて噂を聞くわけだが、またもや事件が重なる

ザミーラの家の窓が割られ、アルセニーの姿を目撃

飯屋ザミーラ(ミラ)

ファイーナもアルセニーを目撃

そして極め付け

セミョーンとファイーナが襲われる

1対2でずいぶんと強気に出たものですよね

そういやセミョーンもどこぞの情報屋と同じ類の粉持ってたな。情報屋(あいつら)の必需品なのか?

それよりも、二人が襲われる直前、セミョーンは何者かを名指しして「気をつけろ」と言っています

この時点で彼には、怪しい人物の目星がついているのですね

ああ……だろうな

ところで、空き家『ミーシャ』へ移動した後ですが……

……はい、僕がまとめます

といっても、「犯人はアルセニーだとしても幽霊の状態ではない」「犯人は肉体を持つ」「肉体のないものに支配されていない」ということさえ分かっていれば大丈夫です、おそらく

――DAY 5――

さて、5日目です
っと、その前に……

4日夜に、もうひとつ見つかっていたものがあったのでしたね。
紙きれです

様々な話を合わせると、
表にはアルセニーの顔の絵(リーリヤが描いたもの?)、裏にはリーリヤの文字で『助けて』とそれぞれあるようです

そして、この紙を見て動揺したのがシャルロッタでした

宿屋シャルロッタ(ロッタ)

彼女はあの後カウンターと廊下を見回っていました。あの紙が発見されたのは困る、そんなふうに見えましたが……

どうしたのでしょうね?

……女王様?

ひとまず、まとめを終わらせましょうか。

同じく朝ですが、アダムスキーが動いていました

彼はヤロスラフの森小屋から勝手にスコップを借り、アルセニーの墓を暴きます。
また、かつて『かみさま』のために使われていたという祭壇を完全に破壊しました

これで、魔力の源をここから得ることもできなくなる

アダムスキーの言葉から、祭壇の石には魔力の源、つまり魔術を使うのに必須なMP(Magic Point)が含まれていたと分かります

そして、彼は「最近誰かがそこに立ち入った跡があった」と言っていました

祭壇として機能しない場所に、吹雪の最中にも関わらず立ち入った跡。
アダムスキーは、誰かが魔術を行うのに祭壇の魔力を借りたと考え、阻止するために祭壇を壊したのでしょう

MPは、魔術を掛けるのにほぼ必須のものです。

時間をかければ回復しますが、魔術によっては人間や下級な神話生物では到底MPが足りない、などというのはよくあることです

ちなみに、使い切ると気力が萎えて気絶します

その魔力の補給源を断ったことで、犯人を追いつめられるのでしょうか。今後に期待といったところですが……

女王様?

……

どうなさったのですか。まさか、寝ておいでですか?

……

紅茶も残したままですし……仕方がありませんね

女王様?!

ぐはっ

……後で竜頭に塩水流してやるって言っただろ?

駄目じゃないか、寝てる程度でこのあたしに警戒を解いちゃ

ああ、前回あたしが言ったのはコウイウコトだ。

死なないコイツは顕著だが、どうしても人間に能力で勝る奴らは油断しやすいのさ。
その結果、行動が行き当たりばったり、ザルになる

コイツみたいにな。

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