しぇらあああああぁぁぁぁ!!

ぐぅっ…………!

はっはっは! 人間の子供にしてはなかなかじゃねえか。俺様の剣戟を受け止めるたぁな

なら、俺は貴様と死合おうか!

なんて馬鹿力だ……これなら人間の胴なんて容易く薙げてしまう。……けど

なっ…………

……弱い。これなら、殿との「遊び」の方がずっと辛かったっ

へぇ……人間ふぜいが俺様を膝着かせるとは。叩き斬ってやるよ!!

力に固執しすぎてあまりに単純な剣筋……冷静にさえなれば幾らでも捌ける。だけど、あまり構ってもいられない

こんの餓鬼がぁーーーー!!

振りが大きい……これなら

踏み込めるっ!

なにっ!?

ぐあああああああああっっ!!

うおおおおおおおぉぉぉぉぉ!!!!

があああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!

おおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!

はぁ……はぁ……!

倒した……僕でも戦えるんだ

声と打ち合う音が大きすぎる……殿はどこに行かれたのだろう?

誰か!! 誰か救援を!!

………近い。それに、この声は……

結城 忠政

くっ……このままでは…………

はっはっは! 弱い弱い! 鬼の赤子でももう少しは楽しませてくれるぞ!

忠政殿!

結城 忠政

其方は………!

ふん……随分小さい援軍だ。死に急ぐなら貴様から斬ってくれるわ

さっきの鬼よりは強いけど……やはり力任せだ

殿の剣捌きは違った……力を利用したうえで流したり、弾き返したり……これが人間の剣技なのか

ならばっ……

そぉぉぉいゃあああああああああああああ!!!

結城 忠政

柳殿!!

…………スゥ

結城 忠政

鬼の刀を……弾いた?

馬鹿なっ……!!

はああああああっ!!

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