あわや触手プレイの餌食にされそうになった僕はジュリオ王子に助けられた。

ティモシー

く、また触手プレイの餌食にされそうだなんて

ジュリオ王子

だからいい加減育てるのは止めたらどうだ? 大抵、ティモシーが育てると触手生物になるし

ティモシー

で、でも味は良いし! ……この僕の頭くらいのおおきさになっているラディッシュも、美味しいと思うんだ!

ジュリオ王子

確かに美味しかったよな。トマトも、キュウリも。でもなぜか巨大化触手生物になって、ティモシーを襲うんだよな

ティモシー

そ、それは……何でだろう、僕、普通に魔法は使えるのに


 学業ではジュリオ王子と首席を争っただけあり魔法は使えるのだが、こと、この植物の生長を促す魔法は大味になってしまう。

 なんとか卒業までには普通のラディッシュが育てるまでにはなったはずなのに、今日もまたこんな事に……。

 そこで僕は気づいた。

ティモシー

し、失敗するのは何時もジュリオ王子がいた時ばかりだった!

ジュリオ王子

俺が? 大方凄い所を見せようとして魔力調節を失敗していたのでは? でも確かに俺の前では触手生物になっていたな……それなら試しに、ティモシーの魔力を俺が背後で調整してやろうか?

ティモシー

う、あ、あれは何だか喘ぎ声が出たりして、皆の視線が……

ジュリオ王子

授業中にそういえばさんざんやったよな。確かに周り皆が唾を飲み込んでみていたが……ここには皆はいないから大丈夫だぞ


 そう僕は言われているけれど、体を弄られているようなあの感覚をまた味わうのは嫌だったので首を振り、

ティモシー

今日はこの辺でやめておく。日も暮れてきたし。今日は帰るから服を返して

ジュリオ王子

あ~今日は泊まっていかないか?


 僕はジュリオ王子にそう誘われたのだった。

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