お風呂に先に使っていた僕は、やっぱり温泉っていいなと思った。
この温泉のお湯を使って野菜を育てると美味しいらしい。
そんな話を思い出してぜひ試してみたいな、と僕が思っていると温泉にジュリオ王子が入ってきた。
お風呂に先に使っていた僕は、やっぱり温泉っていいなと思った。
この温泉のお湯を使って野菜を育てると美味しいらしい。
そんな話を思い出してぜひ試してみたいな、と僕が思っていると温泉にジュリオ王子が入ってきた。
楽しそうな顔だな
うん、この温泉を使って、野菜を育ててみようと思うんだ。美味しいものが出来るって聞いたから
またティモシーの触手プレイを俺は見れるわけか
! こ、今度は失敗しないよ! それに、最後の方は失敗しなかったし
気を緩めると、すぐにティモシーは失敗するからな。……じゃあこの温泉に入ったあと少しだけやってみるか?
でもせっかく綺麗にしたのに?
僕がそう聞くと、何故かじっと僕をジュリオ王子が見てから、
まあアップルパイも食べたいし、一日や二日程度、うん、大丈夫
どうしたの?
いや、“獲物”を狩りに行くかどうかだな
そういえばそんな事を言っていたね
もう少しティモシーと遊ぶのもいいかと思って……そう言うと、あのヒロイナ嬢に“へたれ”って言われるんだよな
遠い目をして呟いたジュリオ王子。
でも今の話でどうして“ヘタレ”になるんだろうなと僕は思ったが、それ以上は聞かずにそっと僕はジュリオ王子と手を繋いだ。
なんとなくこうすると心地がいいのだ。
するとジュリオ王子が珍しく笑って、
こうやって手を繋ぐと安心するのか?
うん
そうか……
僕が頷くと更にジュリオ王子が嬉しそうに笑う。
何だか気持ちのいい時間だなと僕がほのぼのするも、僕が絶望的な悲鳴を上げることになるのは、そのすぐ後の事だった。