なんか、凄いところだったな……

ん?

会場から流れてきたのだろうか、マスクをつけた人がいた。


怖い系のマスクで服もボロ布を継ぎ合わせたようだけど、どこか愛嬌のある……と思えなくもない顔だ。

今から会場に向かうのかな

霊深度


00





思った通り、彼? は僕とすれ違うように、会場の方向へと歩いてゆく。

僕は立ち止まった。
一瞬、進路を妨害されたような気がしたんだ。

……

……気のせいだったみたいだ。
彼はまた歩き出した。

気のせい、だよな

良かったね、幸運で

えっ?

僕は今度こそ立ち止まる。

そのすきに、その人は今度こそ行ってしまった。



会場へ………………

-00「僕となるもの」二

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