あらすじ

視えちゃう系DKと聞こえちゃう系JKが幽霊たちの未練やお悩みに答えていく(ブラック)コメディ。

※登場人物は12月編の登場人物。

十字

三田 十字(みた くろす)

『クリスサイドパニック』の主人公。
属性ツッコミ。幽霊や残留思念を視る能力を持っている。
クリパでは雪とともに幽霊たちの頼みを聞く、いわゆる何でも屋状態の苦労人高校生。甘いものが好きで、給料の許す限りカフェで甘いものをほぼ週一のペースで食べている。運動はどちらかというと苦手。その状態でも太らないのには、彼が生霊だからである。
クリパの続編『クリスサイドシーク』では、自分の本来の状態を思い出し、彼女の前から姿を消した。雪と陰陽師の捜索の甲斐あって、死亡直前に再会するも、時は既に遅く、そのまま成仏してしまう。
死後は黄泉の国で楽しくやってると思います(鼻ほじ)

唱会 雪(となかい ゆき)

『クリスサイドパニック』ヒロイン。
属性ボケ。生まれつき幽霊の声を聴く能力を持っている。
ドMな十字の幼馴染。クリパでは幽霊のお願いを二つ返事で引き受ける気のいい(?)何でも屋高校生。周りから雪=十字と言われるほど十字と一緒にいる時間が多い。幼馴染という肩書以上に、恋人同士なのではという噂までたつ始末だが、決してそんなことはない。十字が生霊であることを知っている。
『クリスサイドシーク』では主人公を務める。自分のせいで意識不明となった十字の意識を生界にとどめようとする。
雪から十字への思いは『恋慕』ではなく『依存』

ノエル(樅木 叶愛)

享年15歳。死因溺死。生界に残してきたなくしものを探してほしいと十字と雪に依頼する。
しっかり者でちょっと臆病。生前は市立中で図書委員をしていた。本を読むことが好きで、空想の世界にトリップすると、声をかけられない限り2時間は戻ってこない。河川敷で出会った仔犬に「しおり」と名付けて可愛がっていた。
ある雨の日にしおりが行方不明になり、周辺を探すも見つからず、足を滑らせて川でおぼれた。そのときのトラウマで水には触れない。
成仏後は黄泉の国でしおりちゃんとキャッキャウフフしてるんじゃないでしょうか(鼻ほじ)

キョウスケ(流々瀬 響介)

享年11歳。死因轢死。燈護の人格、流々瀬を消してほしいと依頼する。
生前はクラス委員を務めるなど、人の先頭に立つことが多かった。正義感も強く、困っている人を放っておけない。それが死因に直結するとは誰も思っていなかっただろう…。燈護モンペ。一部の女子たちの間ではそういう噂も立っていた。
ある住宅街付近にある踏切で、脚に怪我をした猫を見つけ、列車が迫ってくるのに目もくれず踏切内に侵入した。遺体はほとんど原型を留めなかったという。
成仏後は黄泉の国でもうすぐ死んじゃう燈護の事を待ってるんじゃないでしょうか。

流々瀬/生狩屋 燈護(るるせ/いかりや とうご)

サタナイトカフェの店長。しかし料理はできない。特に流々瀬。爆発する。
設定についてはやたら濃いので割愛。流々瀬は天然、燈護はガキ。
ペルソナがついたのは5,6年前。ちょうど自殺未遂二回目をやらかした直後だったので、本来本当の人格とかかわりを持つべきではないが接触を試みた。その結果燈護の依存状態が加速し、今回の件に繋がった。

燈護は流々瀬が悪魔であることを知っている。多分シグネ情報じゃないかな(目そらし)
出身作は『サタナイトカフェ』。LINEの使い方もわからない隠れコミュ障ど天然店長。その完結編となる『病床の君を思ふ』で死亡する。享年29歳。死因は皮膚ガン。

シグネ・ノット

『楽しいこと』が大好きな呪術師(楽しいとは言っていない)。
設定についてはやたら濃いので割愛。10代半ばの少年のような姿をしているが、実年齢は100を超えている。色々見てきて色々殺し(すぎ)てるので大体のことに耐性がある。魔術に近い『呪術』を自在に操ることができ、錬金や死者の蘇生以外なら彼に不可能なことはほとんど無い。

ノエルがしおりを探す際、いち早くしおりを発見し、そこまで案内した。あのシーンでノエルが見ていたのは不可視化したシグネ。その時に十字の状況を見抜き、燈護と並行して観察を行うことになる。出身作は『呪術師のユメ』。大好きだった幼なじみを生き返らせるために、散らばった魂を狩りとる死神のようなポジション。『父研』では胡散臭い庭師として、『ガーダルシアの姫君』では霊感が強いドーナツ屋の店員、復讐者として登場する。またラスボスカルテット。強い。

梅兎 羽美(ばいと うみ)

サタナイトカフェのアルバイトの少女。
カフェでは数少ない(彼女しかいない)ツッコミ要員。流々瀬にちょーっとした恋心を寄せている。青春だねぇ…
出身作は『サタナイトカフェ』。アルバイトの主人公が頑張る話を書きたくて書いた短編集のため、名前もネタのようにしたかった。名前の由来もアルバイトだから『バイトちゃん』ってことで『梅兎』なんて変な名字になった。だから名前は思いっきり趣味全開の可愛い名前にしたよ…!

セイカ・スノーブラッド

『開かずの城』に住まう吸血鬼。
吸血鬼とはいうが、実は純正ではなく人間とのハーフ。作中はずっと人間の姿をしているため、怖がられることはまずない。シグネが軽く家出状態だったため、登場シーンでかなり親バカツッコミと思わせたかもしれないが、実の所かなりの天然である。自分とは真逆の道を選んだ過去の自分『池雪 聖火』の世界線に居座っている、いわゆるパラレル聖火で、そのせいで生まれたタイムパラドックスに対応出来ず色々やらかしている。

出身作は『父の研究の実験台になったら吸血鬼になる能力を入手したんだが』。略して『父研』。数千年ずっと1人きりで過ごしてきたせいである人物に付け込まれ、悪魔に取り憑かれた。ラスボス。後日談の『血雪』では使い魔たちとのんびりスローライフを送るかたわら、現在の仕組みを聖火から教育される日々を送っている。

ウェルカム非日常!!!!!!!!!

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