『逃走犯と友愛を』 ~あらすじ~

犯罪組織『キリング』に所属する、大人だけを狙う殺人鬼『バンシー』は、次の獲物に指定した『心海家』に忍び込んだ。しかし、そこで心海家の長男『亜里亜』に見つかってしまい…
罪のない少年と罪を重ねた少年の逃走劇。
最後に笑うのは悪か、正義か、それとも…？

御黒(みくろ)

殺人鬼バンシーの正体。もちろん御黒というのは本名ではなく、自分で勝手につけた名前。本当の名前は忘れてしまった。御年16歳という若さでキリングのトップに上り詰めた実力者。
犯行現場を見られたことから、亜里亜と行動を共にする。本人は面倒臭がっているように見せるが、まんざらでもない模様。亜里亜との逃走劇に度々既視感を感じているが、それ以上はにも思い出せない。
幼少期の記憶がない。






大切な人を殺した事がある。

心海亜里亜(しんかい ありあ)

御黒大好きな10歳の少年。御黒が言えば何でもするが、彼から離れろという頼みだけは絶対に聞こうとしない。
親からひどい虐待を受けていた。それを御黒が救ってくれたと勘違いしている。死んでもいいと思っているが、どうせ殺されるなら御黒に殺されたいと思っている。
御黒より表情が豊かだが、そのどれも、目には光がない。笑うのは御黒と一緒にいる時だけ。御黒以外の人にはなかなか懐かない。

ヴァンプ

殺人鬼。組織を裏切った御黒と、ターゲットの亜里亜を狙っている。キリングのNo.2。
御黒とは仲が良かったが、組織を裏切ったとなれば話は別。殺せればなんでもいいと思っている。実は殺人鬼というよりも食人鬼。彼が殺しを行った現場には骨と歯しか残らない。爪は持って帰って炙って食べるそう。バーボンに合うんだとか。
御黒が何故幼少期の記憶がないのかを知っている。それを御黒が思い出し、スキができる日を心待ちにしている。
好みは幅広い。女はもちろん、男も食べます。

斗里瑠(とりる)

女警官。バンシーと行方不明の亜里亜の行方を追っている。
非常にクールで、警視庁のクールビューティと呼ばれている。斗里瑠というのは通り名で、本名ではないという噂があるが定かではない。
亜里亜にものすごい執着心を見せているが、果たして彼女の正体は…？

メフィスト

キリングのボス。男なのか女なのか、それすらも分からない。
御黒を殺人鬼に仕立てた。性格は非常に冷酷。
しかし物語序盤d(文章はここで途切れている)

ルシファー

メフィストの秘書。表情はほとんど変えない。表情筋なんて無かったんや。
ほとんど戦ったりしないが、御黒位なら軽く捻り潰せるほどの実力を持っている。
メフィストすらも知らない裏の裏の裏の方でいろいろ動いているらしいが、果たして彼女の真意は？

現実(りある)

(この情報は削除されました)

グリフォン

御黒がキリングに配属される直前に、組織を裏切り殺された。







御黒の大切な人。