ごめん。遅くなった。
びっくりしたよ。家を出たとたんに雨が降ってくるのだから。
おかげで少し濡れてしまったし。
__ああ、君は雨が好きだっけ。
君は僕がどれだけいっても傘をささないのだから、
本当、風邪だけはひかないでほしいのだけど。
君は身体が弱いのだから、
無理だけは、してほしくないんだ。
ごめん。遅くなった。
びっくりしたよ。家を出たとたんに雨が降ってくるのだから。
おかげで少し濡れてしまったし。
__ああ、君は雨が好きだっけ。
君は僕がどれだけいっても傘をささないのだから、
本当、風邪だけはひかないでほしいのだけど。
君は身体が弱いのだから、
無理だけは、してほしくないんだ。
...あの、さ。
今年は、これ、持ってきたんだ。
紫色の、猫のぬいぐるみ。
ほら、今日は君の誕生日だろう?
だから、プレゼントだよ。
...ちょっと、そんなに見ないでよ。
上手くできなかったのが、ばれてしまうからさ。
これでも頑張って作った方なんだ。
君に、よろこんでほしくてね。
...ああ、雨が止んできた。
太陽もさ、君を祝福しているのかもね。
...恐れ多いって?
そういえば君は神とかを信じてるのだっけ?
君にそんなに好いてもらえるなんて、
神様は幸せ者だね。
(...そんな神のことが僕は、羨ましくて妬ましいだなんていったら、怒られてしまうかなぁ)
...君ってさ、なぜ僕と一緒にいるんだい?
だって僕なんかかっこよくもないし、
たいして面白いこともいえやしない。
君のまわりにはいつも沢山人がいるのに、、
...たまに、思うんだよ。
君は本当は僕のこと、好きでもなんでもないのではないかって。
ただ僕が君のもとにいくから君が対応してるだけではないのかって。
...って、君、話聞いてるのかい?
はぁ、本当に君は自由人だね。
.......そこでそんな顔でそんな事言わないでくれないかなぁ。
__今までのこと、全てどうでも良くなってしまうじゃないか。
(大丈夫。ちゃんと聞いてるよなんて言われて微笑まれたら、もう何も言えないじゃないか)
...もう、夕方だね。
ほら見て、赤い夕日がとても綺麗だ。
...ああ、このまま時が止まってしまえばいいのに。
__そうすれば、君と離れなくて済むのに。
.......8月、13日だね。
今年も、また夏が終っていく。
あんなにも待ちわびていた三日間が、
...もう、終わってしまうんだ。
......帰りたくないなぁ。
....帰りたく、ないよ。
君といたい。
君と話したい。
君に触れていたい。
__君に、
.....君に、愛してるっていいたい。
こんなはずではない。
こんなはずではなかった。
僕の理想は、こんなことではない。
今までも、これからも、ずっとずっと一緒にいて、隣では君が笑ってて、、
...__ねえ、なぜ?どうして?
どうして_____
どうして君は死んじゃったのさッッ!?
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