トイレ事件から数日。
精神攻撃はとどまるところを知らない。
もう、千裕君パワーではどうにもならないくらい、あたしの心は荒んでいた。
大型台風レベルで。
毎日毎日あてつけのように、泰明は悠美のもとへやってきた。
あの日から、序列落ちした日から、毎日だ。
みんなにアピールしている。
それだけはわかった。
何がそんなに彼を駆り立てるのかわからないけど、それでも、あたしに対する怒りだとか悪意だとかは感じられた。
彼のその行為は、あたしの心を確かにえぐっていった。
日々の誹謗中傷、暴力、荒れていく心。
思っていたよりもずっとずっと、ここに立ち続けるのはつらかった。