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【88】
滅茶苦茶に森の中を走ること数時間、やっと森を抜けたボクの目の前に小さな町が現れた。
キル……バス……?
名前は聞いたことがある。たしかカボチャを表す
「Kurbis(キュルビス)」
からつけられたとか。ハロウィンのこの時期に似合いの名前だ。だが、それはともかくさっきのメルヘンなオッサンもこの町の住民かもしれない。それを思うと足を踏み入れるのをためらう。しかし、見たところ近くに他の町は無い。
食べ物とか……情報、だけでも……
おかしい。ハロウィンのお菓子を持ち帰るメルヘンな旅のはずがサバイバルになりつつある。しかし背に腹は代えられない。ボクは町に足を踏み入れた。