屋敷から離れた場所にアリサと佐藤は場所を移し、朝日が顔を出していた

佐藤

起きたかアリサ
体は痛まないか?

アリサ

えぇ、、大丈夫、、
アレ?鈴木さんは?

佐藤

帰ったよ、師匠と一緒にな
後は俺は俺の場所に
君は君のお母さんの所に帰るだけだ

アリサ

うん、、、
今回はありがとう、佐藤さん、、
あなたと鈴木さんのおかげだわ、、
お父さんは、、やっぱり、、

佐藤

あぁ、死んだよ
結局真実を知るハメになってしまったな、、
すまなかった、、

アリサ

いいの、、やっぱりお父さんが間違えていたのだから、、でも実の父が死んだと考えると、、
そしてお父さんのせいで死んだ人達の事考えると、、、

佐藤

、、、、

アリサ

ねぇ、、佐藤さん、、、
私はこれからどうすればいいと思う?

佐藤

アリサ、、、
俺は殺し屋だぞ?
人生のアドバイスなんかできるか、、
ただひとつ言えるとしたら、、、

アリサ

、、、

佐藤

親の罪は親の罪
君には関係ない
ただ自分の幸せを追い求めればいいと思う
そして出来るなら多くの人が喜ぶ事が出来れば尚、いいんじゃないか?

アリサ

そっか、、、ありがとう佐藤さん、、、
佐藤さんにも安らかな時が訪れる事祈ってるわ私、、、

佐藤

気持ちだけは受け取っておく、、、

黒塗りの車が佐藤達の前に現れ、人が降りてきた

朱雀

やぁ、佐藤君
無事でよかった
腕は無事じゃないみたいだが、、

佐藤

やぁ、朱雀さん
また生きて会えたな

朱雀

死神に祈ってた甲斐があったかな?

佐藤

お陰で死にかけたよ朱雀さん

朱雀

腕一本で済んだなら安いもんじゃないか
その様子だと当分仕事は無理だろうけどね

佐藤

死んでもいいなら仕事行ってもいいけど?

朱雀

それは困るよ
まぁ、帰って休みたまえ
大変だったろうからね、、
そして、アリサさん?だったかな
あっちの車に乗ってもらえるかな?
君のお母さんがまってるから

アリサ

はい、、
ありがとうございました、、

朱雀

あぁ、後、君の屋敷の中の死んだ人間達は僕の方で簡易的だけど埋葬して墓も立てておくから心配いらないよ
場所は後程連絡するから、墓参りするなり線香をあげるなり好きにするといい

アリサ

本当にありがとうございます、、、

佐藤

じゃぁなアリサ、、、
間違っても俺に殺しを依頼されるような生き方するなよ?

アリサ

最後の最後まで冗談が好きね、、佐藤さんは、、、もう、会えないのに、、、

佐藤

会わない方がいい、会ったら死ぬハメになるからな
それじゃ行こうか朱雀さん

朱雀

うん、いこうか、佐藤君

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