どうした？鈴木君？

僕は、、僕はこれから先、、、
人を殺せる自信がありません、、、
「彼」が今回死んでしまって、、、
これまでの僕は「彼」のお陰で精神を守ってもらってて、、、あれだけ殺して来たのにもかかわらず、、

、、、、

、、、、

でも色んな人と出会って、佐藤君と出会えて今回は無事生き残れました、、わかった事もありました上野議員のような人のせいで僕みたいな人が増えるのが心底嫌です、、
これまでは嫌な事は別の人格に任せて人をゴミのように殺してきた僕が言うのもおかしいっておもいます、ケド同じ「殺す」なら誰かが「救われる殺し」をしたいんです、、、

雰囲気が変わったと思ったが鈴木君、、、
そういう事か、、、

、、、、、、

戯言だ鈴木君、、、
「誰かが救われる殺し」？
この世にそんな物存在しない
殺しで誰も幸せにならない
殺してる人間、殺された人間、周りの人間
全員不幸になる
君も私も血塗られた道に足跡を残して今に至るんだ決して善行になるような殺しをしたとしてもこれから君が幸せになれる事はない

、、、、、

ところで、佐藤君、今回は鈴木君が君の足をさぞ引っ張った事だろう
謝るよ、すまなかった

いや
少なくとも最初の鈴木は嫌悪感しかなかった
だけど今は人間らしい
俺や白虎さん
「アンタ」と俺のような人種じゃない鈴木はね

鈴木君の精神を考えなかった私も私か、、、
しっかり鍛えてやるべきだったか
その点佐藤君、君はある程度完成されてるな
朱雀が君を褒めるのが分かる気がする
君は鈴木君が言ってる事をどう思う？

戯れ言だな
だけど虫を殺すように人間を殺すよりはいいんじゃないか？

、、、、、
私はな、鈴木君の前の弟子がね
無惨に殺されて思ったんだ
もう弟子はいらないと
だけど鈴木君と出会ってしまった

助けたんだろ？鈴木を

普通殺しを見られたら消さなきゃいけないんだがね
不思議な出会いだ
前の弟子はツメが甘くてな結局それが原因で死ぬハメになった
だから鈴木君には過剰に殺すように叩き込んだそれが鈴木君の精神に負担をかけていたとは、、、私は間違っていたのかな、、

、、、、、

親心だろ？白虎さん？
自分が間違えてたと思うならこれから変わればいいじゃないか

はっはっは！
まさか朱雀の弟子にそんな事を言われるとは思わなかったな！私も参ったよ！
久しぶりだ声を出して笑うのは

そりゃ良かったな白虎さん
で、どうするんだ？白虎さん
鈴木は破門か？

鈴木君
今後の仕事は考えて君に割り振ろう
本当の汚れ仕事は私が受け持つ
いいかな？

白ちゃ〜ん！
うわぁぁぁぁん！！

こらこら、鈴木君！
人前でその呼び方はやめろと言ったろう

、、、、あ、、

白ちゃんって、、、
てか鈴木が気を失ってるみたいなんだが死んでないよな？

まぁ、聞かなかった事にしてくれ
鈴木君は大丈夫だ
私が連れて帰る
鈴木君の分も私が佐藤君にお礼をいうよ
ありがとう、当分はゆっくりしててくれ

こちらこそ助かったよ白虎さん、、、
そして、白虎さんが根のいい人でよかった

根が良ければ殺し屋になんかならないよ
また会おう佐藤君

まぁ、文字通り無駄骨にはならなかったな、、、後はアリサを無事な所につれていくか、、