佐藤

さてと、ご対面か、お嬢様、、、

部屋の隅っこのイスに座る女性に聞こえるように佐藤は声をかける

アリサ

誰、、?

鈴木

助けにきましたよ、お姫様

アリサ

嘘つかないで、、、、
もう懲り懲りよ、、、
そう言って皆、、私の前で殺されていった、、

鈴木

じゃ、その人達は三流の方々ですね
僕らと一緒にしないでください

アリサ

じゃ、言い直した方がいいかしら、、
「皆同じようなセリフを吐いて無残に死んだ」
とね、、無理よ、、私をここから連れ出すなんて、、、

佐藤

逃げたいハズのアンタがそんな弱気でどうする
事を成す人ってのはその目標を諦めない人が事を成すんだ
強く意思を持つ事だ

アリサ

嫌なのよ!!
私を助けようとして私の前で無残に殺されるのを見るのは、、、
あなたにわかる!?
皆優しい言葉を私にかけて、私を逃す努力をして、、みんな、、
みんな、、死んでいったの、、、
本当嫌だった、、の、、、

アリサは怒りを表し涙を流した

鈴木

あ〜、佐藤君
泣かせちゃダメじゃないですか、、、

佐藤

お、、俺、、か?
え?、、え?

焦る佐藤を横目に鈴木がどこからか、ハンカチを取り出しアリサに渡した

鈴木

お嬢様?
僕らだって努力します
ただあなたは運が悪かったんです
たとえ万が一にも僕らが死んでもあなただけは必ず逃がします、最悪僕らの師匠達がなんとかしてくれると思います優秀すぎるくらい優秀ですから

笑顔で話しかける鈴木

佐藤

だから、泣くのはよしてくれないか?

アリサ

もう一度、、信じてもいいの、、?

佐藤

信じるのに回数なんていらないだろう
信じたいだけ信じればいいさ
今回はその思いが通じるように俺らが後押しする

鈴木

佐藤君、佐藤君!

佐藤

??
なんだ鈴木?

小声で佐藤を呼ぶ鈴木
佐藤の耳元で小声で話した

鈴木

この子チョロいですよ!簡単に落ちるタイプですね!
佐藤君惚れられちゃいますよ?

佐藤

この馬鹿!

小声で鈴木の頭を銃で小突く佐藤

鈴木

いだッ!?

アリサ

不思議そうに二人を見るアリサだった

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