鈴木

いたた、、
そんなんじゃ僕は、、、あ、、、

佐藤

さて、お守りはどう出る、、
吉か凶か、、

鈴木

これは、、、

左手を佐藤に撃たれた鈴木は困惑していた

鈴木

あぁ、、、、、こんなに、、眠くなるなんて、、、

佐藤

睡眠薬入りか、、まぁ落ち着いてくれるなら、、、

鈴木

いや、精神安定剤だコレは
大した奴だよお前の師匠は

ハッキリした声で鈴木が答えた

佐藤

お前も別人格か?

鈴木

いいや、僕、僕って言ってる奴が主人格だ
あいつはな、臆病な奴だから嫌な事があると俺に変わるんだよ

佐藤

嫌な役回りだな

鈴木

いいんだよ、俺は殺しを楽しめればな、、
ただ主人格が、耐えらんねぇんだよ、殺し続ける事にな、、

佐藤

そうか、ちょっと我慢しろよ?

佐藤は鈴木の顔面に思いっきり拳を叩きつけた

鈴木

ガハッ!?

華奢な鈴木が吹き飛ぶ

佐藤

何が殺しを楽しめればだ、、お前、、
この娘はまだ助かった、
お前の考え方で物事を図るな「クソ野郎」

鈴木

あ、、ああ、、

佐藤

何かいう事はないのか?
なぁ、「鈴木」

鈴木

もう、、やめてょ、、
イヤだよ、、ぶたないで、、、
これ以上痛い事しないで、、お願い、、

佐藤

逃げるな!!鈴木!見ろ!これが現実だ!
都合よく人格を変えるんじゃない!!
お前の都合で死んだ人間の末路だ!

佐藤は鈴木の髪を掴み死体になってしまった女を見せつけた

鈴木

いやだぁぁ!
僕が悪いんじゃない!僕が悪いんじゃない!
この娘が可哀相だから!あの娘とダブって見えたから、、だから、、

佐藤

過去は過去だ、、
今は「その娘」は関係ない!
お前には「この娘」の未来を決める権利なんぞなかったんだ!

崩れて泣いている鈴木を起こし、また鈴木を殴りつける佐藤

鈴木

がぁ、、あ、、あ、、

顔を押さえ額を地面に付けうずくまる

佐藤

こんな事、死んだこの娘には意味を成さないが、生きてる俺の気が済まない、、

鈴木

あんまり、俺をイジメてくれるなよ、、佐藤

佐藤

お前、、、

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