《第1章:本屋=別世界》

 ここで、一言言っておきたい。『本屋』と『図書館』は全く違うものだ!
 
 勿論、買う場所と借りる場所だから、違うなんて短絡的なことを言っている訳ではない。かと言って、両方とも本があるだけで同じジャンル、分類なんだろ!という人もいると思うが、それにも異を唱えたい。

 本屋とは、人生!なんていう人もいると思うが、僕は違う考えで、本屋=別世界だ!と、捉えている。
 
 「いやいや、本屋だって現実世界のものだろ!!」
 「お前は中二病か!中二乙。」

 なんて思うかもしれないが、勿論、僕は別世界をファンタジー世界や超次元世界の事を言っているのではない。本屋とは、色々な人々が作り出した、ある意味その人の歴史、軌跡といえる、そしてこの世界に生まれたという事が奇跡とも言える作品が集まっているところである。(それがいいものであったり、悪いものであったるする事も含めて)じゃあ、本屋も図書館も同じだろ!と、思うかもしれないが、それについては次の章で話そう。

《第2章:空間を創り出す》

 本屋と図書館の一番の違いは、買うか買わないか。

 これについては後で語るとして、他にも違う点はたくさんある。
 例えば、書籍や雑誌等の新鮮度。僕は、雑誌やコミックを読まないからあまり実感はないのだが、結構その雑誌がいつ出たかと言うことは気にするらしい。よく、発刊日が、発売よりも後になってたりするけど、それも新鮮度を考えてのことだと。しかし、ここではもっと伝えたいことがある。
 
 図書館では、本の匂いも薄れて、ジャンルや種類でただ整列されている。しかし、本屋では、漂う本の香りから、本屋ごとの特徴が出ている一種の芸術のような整列。移り変わる様相。一つ一つが生きているものの様。つまり、それぞれが独特な空間を創り出しているということだ。

《第3章:まとめ》

 ここで、本題に戻ろう。
 本屋は、図書館とは違う。
 図書館はあくまで買えないものを回覧したり、歴史的に価値があるものや、インターネットでは得られない正確な情報を得るための本を回覧したりするための場所であって、できれば、色々な本屋を回って、その空間を楽しみながら、また、別世界に引き込まれながら、ちゃんと本を1つの作品として尊重して、対価としてお金を払い、大切にとっておいて何度も読んだりするといいんじゃないかと思う。

まあ、こういうのとは人それぞれといったら、それでおしまいなんだけれど…

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