佐藤と鈴木は横並びで歩いて現場まで向かっていた

鈴木

しかし、大変ですね、救助、護衛、殺し
佐藤君、通常の仕事より生存率60%は切ったような話しですよ?

佐藤

そうだな、基本は殺して現場をすぐ離れるのが俺達だからな、挙句、人ひとり守りながら同じ現場で人を殺す、朱雀さん達はいつもこんな仕事してるのか、、

鈴木

僕らはその弟子ですから
師匠の期待には答えなきゃです
後、佐藤君

佐藤

なんだ?

鈴木

基本は僕が前に出て護衛の人達を殺します
佐藤君は僕の援護をお願いしますね

佐藤

援護?俺がか?

鈴木

佐藤君のオモチャみたいな道具じゃ、殺しきれるかわかったものじゃありませんから

佐藤

お前、、、
銃で人の頭狙うんだ
死ぬに決まってるだろ

鈴木

いえ!
銃弾は当たらなければ死にませんから!
確実に殺すなら手が一番です!

佐藤

呆れたな
お前、道具はどうした?
見た所手ぶらのようだが?

鈴木


僕の体が武器ですよ?
言ってなかったでしたっけ?
白虎流の殺しは素手ですよ?

佐藤

、、、、
お前よく今日まで生きてこれたな?
相手が銃を持ってたらどう対応するんだ?

鈴木

武器相手なんて石ころで十分ですよ
僕が相手に投げれば8割重症になりますから

佐藤

そうは言ってもこの華奢な体格で、、、
何か秘密があるのか、、、

鈴木

あ!?ねぇねぇ佐藤君!
もう着くよ、現場♡

急に声質が変わる鈴木

佐藤

お前、、、

鈴木


どうしました?佐藤君?僕がなにか?

いつもの声質に戻った鈴木

佐藤

いや、、、なんでもない、、

鈴木

??
ボーっとしてると死んじゃいますよ?佐藤君

佐藤

やっぱり朱雀さんの言う通り多重人格か
こんなにコロコロ変わるものなのか、、

大きな屋敷の前に2人は到着した

佐藤

表だけで7人か
全員銃もちの手練だな
身のこなしが違う、、、

鈴木

怖気ついちゃダメですよ、佐藤君
援護頼みましたからね?

鈴木は屋敷の柵を飛び越え
表にいる護衛に遅いかかった

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